第10話

じ ゅ う
176
2018/06/18 13:20



❲病院❳



私は診察が終わって結果を待っていた。
美月
…………………………
……転移してないといいね。
美月
うん……
私の頭は大雅と裕翔の事でいっぱいだった。
美月
はぁ………………
これからどうすればいいんだろう…………
看護師
順番ですよ。
美月
あ、はい!




❲診察室❳




ガンはどうですか?
医者
それが………
ドキッ……
医者
脳に転移しています。
美月
………………脳………………
…………………………
目の前が真っ暗になった。
医者
余命は半年ほどでしょう…………
美月
半年……
医者
初期は………
お医者さんが色々説明していたけど、

私は何も耳に入ってこなかった。







❲家❳





ピコンッ


大雅【Wi-Fiつながったぞー】

美月【おめでとう】
美月
大雅…………
美月
…会いたい。
大雅【病院どうだった?】
一瞬本当の事を言うか迷った。
でも、本当の事を言うことにした。
美月【脳に転移】
大雅【脳!?マジか…】
大雅【俺が帰ってくるまで元気でいれよ!!】
美月【うん!】









❲次の日❳




音羽
おっはよーう!!
美月
おはよう……
音羽
元気ないなー?
美月
色々あってね……
音羽
んー?
美月
……脳に転移したの。
音羽
……そっか。
音羽が私の目をじっと見て言った。
音羽
大丈夫。
音羽
私も大雅も味方だよ。
美月
…うん。ありがとう。

少し安心した気持ちになった。







❲放課後❳




私が帰ろうと廊下を歩いていると後ろから手を引っ張られた。
美月
…………!
裕翔
逃げるな。
美月
やだっ!!!
裕翔の手を振りはなった。
私は走って逃げようとしたけど、また手を掴まれた。
美月
やだっ…………
すると、急に目の前が歪んできた。
体中に力が入らなくなった。
美月
あ……………………
バタンツ



意識が遠くなっていく。




裕翔が私の名前を叫んでいる気がした。










死ぬかも。






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