第6話

俺ん家。
1,028
2018/10/18 06:29
そして、撮影が始まった。

「それでは、小瀧さん…」

彼を見ると少しムッとした顔をしていた。

『嫌や、その呼び方…、、』

「でも仕事なので…、、」

すると、バサッ!

小瀧くんは突然後から抱きついてきた。

「ちょっ、ちょっとダメだよ、、んっ、」

そして突然キスされる…、

「んっ、、っ…ち、ちょっと!」

私は小瀧くんを離した。

『充電完了♪』

と彼はなにもなかったかのように撮影を始める準備をした。

「そ、、それでは、と、撮りますね…、」

『?どーしたん?あなた?』

「なんでもありません///」

撮影を始めるとやっぱり彼は違った。
片思いをしている悲しい目つき。
実力は充分にあった。

「最後のカットいきますね♪」

すると、

『まって、、』

と彼は私はのところに来て、耳元で

『今日、俺ん家こぉへんの?』

私は突然のことに少し顔を赤くしていた。

「き、今日はもう、これで仕事終わりだけど…、、」

と彼はニヤリと笑い、撮影場所に戻り、

カシャカシャッ

「チェック完了です、お疲れ様でした、、」

そして彼は、

『お疲れ様です、ありがとうございました!』

といい、また耳元で

『さっきの続きは後でな?』

とだけ言い残しスタジオを去っていった。

私はドキドキしていた、、何か変な期待をしているのかと、、そんなことない、、私はあの子よりもずっと年上…、、そんなの。

と戸惑いながらお仕事を終えた。

会社に戻り、編集などをしていた。
小瀧くんの写真ばかり…、、もちろん、当たり前。。

すると同僚に、

《小瀧さんって本当に綺麗な顔してるよね、彼女とか絶対そう♪》

なんて言われて、

「たしかに、、絶対いるよね!」

なんて、、小瀧くんの連絡先を知ってるなんて口が裂けても言えなかった。

全部終わったのが夜遅くなってしまい、私は急いで外に出た。

小瀧くんに連絡もしてない…

「絶対怒ってるよな…」

なんて思っていた…その時…

『遅いで!!』

振り向いたらそこには、小瀧くんの姿があった。

プリ小説オーディオドラマ