「んっ…、、」
私は目が覚め、時計を見たら7時をまわっていた。
隣を見るともう、小瀧くんの姿はなく、服を着ている小瀧くんの姿が見えた。
『あ、起きた?おはよ、』
「ご、ごめんね、私、、」
『大丈夫、寝顔も可愛かったで?チュッ♡』
不意打ちにキスをしてくる彼。
「ちょっ、、///」
『へー、嫌がらなくなったな?ふふっ』
なんて言われながらも…、着々と仕事の準備を始める小瀧くん。
「えっと、、」
『ん?』
「ううん、なんでもない…、、」
すると、小瀧くんはスっと何かを私に渡してきた。
『これ、俺ん家の鍵、、いつでも来て?』
「え、、」
『嫌ならええけど?』
私はスっとその鍵をカバンの中にしまった。
『ふふっ、じゃ、仕事行くわ、、また後でな?』
とだけ言い残し、彼は出ていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。