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2021/06/29

第9話


〜茜原side〜







あの子天野ちゃん…なんか不思議なんだよな





あの子が去った屋上に1人、フェンスによっかかりながら事を考える。





いっつも1人でいて





表情一つ変えない




なんか、すっげぇ冷てーけどなんかどこかで悲しそうな、恐れているような、そんな顔して。





あー…まぁでも、俺の勘違いってのもあるか





だとしても、人目見た時からもう目が離せねぇ




無性に気になったり、



知りたくなったり。





何故かわかんねぇけど、モヤモヤすんだよ…





そっと、胸に手を置き深呼吸をする





あの子にはきっと…




きっとだけど抱えてるものがあるんじゃねぇかな






そんな俺にはエラソーなこと言えねーけど、何故かあの子を守ってあげたい。





いつか___笑ってくれねーかな







俺の隣で___







〜紫side〜





気が重い




足に鉛がついたみたい






クラスに戻って、「さようなら」と意味の無い言葉を交わし教室を出る。





屋上から見えた、黒い車。





そこから顔をのぞかせた知ってる顔






会わなくてはいけないんだ、あの人に





重い足を引きづりながら、下駄箱を出て車に向かう。





?? 「やぁ、会いたかったよ」






その中から聞こえてくる聞き覚えのある声






もう、会わないと思っていたのに。






紫 「お久しぶりです、父さん」