こうして月日が経ち、9月に入った頃……。
重岡の体に異変があった………。
既にその体は病弱しており、喋ることすら
儘ならなかった。
ご飯もろくに食べれなかった。
((ガッチャン
重岡があなたに言った言葉。
『『大好き』』
これが最後の言葉だった。
重岡は段々と息が荒くなっていった
そんな荒い息が続いて、夜が明けた。
朝の8時頃だった。
重岡はゆっくりと、ゆっくりと、
目を閉じていった……。
((コンコン
((ガラガラ
反応がない
何度、名前を呼んでも起きない……。
いつもなら一回呼んだだけで、目を覚ましてた。
看護師は、心臓の動きが表示されている物を
見た。
長い一本線しか無い。
通常なら山みたいなのが出ているのだが………。
看護師はまさかと思い、重岡の胸に手を当て、心臓を探した
だが、何処にも無い。
いつもなら元気に『ドックン、ドックン』
と動いている。それが感じられないのだ。
看護師はすぐさま病室を飛び出し
医師を呼んだ。
重岡の胸に手を当てた瞬間医師の口が止まった
午前8時30分…重岡の死亡が確認された。
医師と看護師は手を合わせた。
『『黙祷』』
死亡が確認された後
あなたや神山その他の友達
担任の先生、重岡のお母さんに電話をした。
みんなは直ぐに駆けつけた
もちろん、返事はない……。
病室には
担任の赤川先生
重岡のお母さん
あなた
神山 智洋
藤井 流星
桐山 照史
濵田 崇裕
中間 淳太
小瀧 望
が集まっていた
そう重岡に言うと病室から出ていった。
その後もお別れ会が続いた……。
告別式も重岡が、亡くなった1日後に行った。
あなたの懐に残ったものは
大毅が着ていたジャンパー
お揃いのニット。他何個か……。
重岡が亡くなってから約2年が経った今……。
皆は何をしているのだろうか……。
重岡の彼女、あなたは大丈夫だろうか…。
あなたは重岡が大切にしていたもの
を自分の家に飾り、写真も置いて
朝起きた時も仕事から帰ってきたときも
大学から帰ってきたときも、
写真に写る笑顔で楽しそうな重岡に
毎日『ただいま』、『おはよう』
を言っているらしい……。
それは良かったかもしれない。
END
★作成者から★
どうでしたか?こんなことが自分や
周りの人たちに起きたら悲しいですね😖
話が短くてすいません。
小説を書くのはあまり好きじゃないので
話が飛んでるところもあるかと思います😅
そこは見逃してください😅
でも、これからも書いていくので
宜しくお願い致しますm(._.)m
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。