陸side
坂東ちゃんと関わって2ヶ月が経ったある日、坂東ちゃんから開かれた衝撃的な言葉
普段、そんなこと言わないのに
かなり、顔が曇っている。
泣きそうになってる。
彼女が好きな先輩の彼氏を奪う奴と付き合っていた自分をぶん殴って殺したい。
僕は坂東ちゃんの頭を優しく撫でた。
坂東ちゃんは本当にいい子だよ。
だから
坂東ちゃんは下を向いて泣きそうになって
すると優しく重ねられた唇
ほんの一瞬だった…
だけどその感触が忘れられなくて…
坂東ちゃんは泣きながら伝えた
坂東ちゃんの頭を撫でながら抱き締めた。
そう言って走ってきた女の人
坂東ちゃんは首をフルフルと振っている
その女の人は坂東ちゃんの頭を優しく撫でて歩いて行った
坂東ちゃんを抱き締めて、優しく唇を重ねた
こんなこと、してもいいのかな。
これって…
何でだろう。
そう言って坂東ちゃんと2人で家に行った。
そういうことだよね?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。