私は中学でそれなりに真面目に勉強をして、それなりの高校に入学することが決まった。
正直、高校なんて
ドラマでよくやってるみたいに屋上に行けるわけでもないし、学校で普通にスマホをいじっていいわけでもない。
ただ毎日勉強、部活。
それの繰り返しだと思っていた。
だから、特別ウキウキしながら入学したわけでもなかった。
でも、、、。
まさかこんなにも楽しかったり、苦しかったり、嬉しかったり、泣きたくなったり、誰かに嫉妬したり、怒ったり…
たった1人の存在で、感情を振り回されるなんて思ってもみなかった。
これは、数年前に始まった、ごく普通の高校生のお話。
このお話を書いている高校生は現在3年生。
受験真っ只中で、約1ヵ月後に卒業を控えている。
そんな高校生の過去のお話を少しだけ覗いてみてほしい…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。