京本『やっと謎がとけた』
樹『謎?』
京本『あなただよ笑ってるけど
いつも目は笑ってなかった』
樹『あーなるほど』
京本『心から笑ってくれる日はいつかなぁ』
樹『まだ先だろうね』
あなた『きょも〜』
京本『あ、あなた!』
樹『あなたって演技力すごいね』
あなた『ん?』
樹『演技の時は役にはいりこんでるけど
そうじゃない時目は笑ってない』
あなた
『…演技やない時まで演技しょーたらしんどいて逆に』
樹『それもそうか』
マネージャー
『あなたー撮影いくよー』
あなた『あ、はーい!』
京本『じゃあねあなた!』
樹『またな!』
あなた『もう大丈夫やけん、ほんまに
やから
笑える日は近い気がする!』
京本『聞かれちゃってたか』
樹『信じるかあなたを』
高地『そうだね』
樹『いたんかい!』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。