どうしようどうしよう………!!
後ろに振り向けれないよ〜!
で、でも………ふ、振り向かなきゃ…………
私は恐る恐る振り返った。
若干涙になりながら………………
そう言って私の右手を取り、手の甲に口づけをする彼。
でも、それより今は………私を付けてた人が悪い人じゃなかったという安心感かは分からないが……
緊張の糸が解け、気付けば涙が流れていた。
ルークさんは、先程の眩しい笑顔とは正反対の、眉を下げ悲しそうな表情をしていた。
まだ涙は止まらないが、それでも私は『気にしないで下さい』とルークさんに伝えようとしたのだが………
エースくんは、私のことを守るように抱き締めながら、ルーク先輩を睨みつけ
デュースくんは、拳を握りしめながら、今にもルーク先輩に殴り掛かりそうな勢いだった。
………というか、2人からダダ漏れてる殺気がやばい…。
このままだと、本当に喧嘩になっちゃう………それだけは避けなきゃ!
私はまだ流れ続ける涙を、無理やり服の裾で拭き涙を止めた。
私の思いが通じたのか、エースくんとデュースくんは落ち着いてくれた。
その後は、ルーク先輩に着いていった。
向かう先は【ポムフィオーレ寮】。
あ、もちろんウサギと戯れていたグリムを連れてきたよ!!
〜次回へ続く〜
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この作品、自分で読み返してみたんですけど………イデア先輩の話し方、めっちゃ公式と違いました…………。
イデア推しの方に合わす顔がありません……
本当に申し訳ありません……🙇🙇
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。