第65話

犯人は…?
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2022/07/25 16:48






どうしようどうしよう………!!

後ろに振り向けれないよ〜!








で、でも………ふ、振り向かなきゃ…………




私は恐る恐る振り返った。
若干涙になりながら………………







💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
ハッハッハ!驚かせてしまったかな?
💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
足音を消して近づいてしまうのは、昔からのクセでね。Pardonパードン
💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
私は3年生のルーク・ハント。美を求め、美を助く事を人生のテーマとする、「愛の狩人ル・シャソゥ・ドゥアムール」さ。
💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
どうぞお見知りおきを。



そう言って私の右手を取り、手の甲に口づけをする彼。





貴方(男装)
貴方(男装)
(………あれ?前にも同じセリフを聞いたことがあるような……)





でも、それより今は………私を付けてた人が悪い人じゃなかったという安心感かは分からないが……

緊張の糸が解け、気付けば涙が流れていた。




💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
っ!す、すまない…。
💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
どうやら私は、君を怖がらせすぎたようだ……


ルークさんは、先程の眩しい笑顔とは正反対の、眉を下げ悲しそうな表情をしていた。



まだ涙は止まらないが、それでも私は『気にしないで下さい』とルークさんに伝えようとしたのだが………




💕エース・ドラッポラ
💕エース・ドラッポラ
おいアンタ……何、俺らの大事なあなたを泣かしてくれちゃってるわけ…?
♠️デュース・スペードォォ
♠️デュース・スペードォォ
返答次第によっては、どうなるか分かってんだよな…ア"ァ?





エースくんは、私のことを守るように抱き締めながら、ルーク先輩を睨みつけ

デュースくんは、拳を握りしめながら、今にもルーク先輩に殴り掛かりそうな勢いだった。





………というか、2人からダダ漏れてる殺気がやばい…。





貴方(男装)
貴方(男装)
ふ、ふたりとも!!ち、ちがうの!
貴方(男装)
貴方(男装)
この先輩は何も悪くないよ!
私が勝手に安心しちゃって………
💕エース・ドラッポラ
💕エース・ドラッポラ
っ…で、でもあなた。
泣いてんじゃんか……
💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
……いや、私のせいだ。
💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
私が今日一日、物音を失く彼の跡をつけていたからね……恐怖で震えるのも仕方無い…。
♠️デュース・スペードォォ
♠️デュース・スペードォォ
やっぱりアンタがッッ!!
貴方(男装)
貴方(男装)
ほんとーにストップ!
貴方(男装)
貴方(男装)
ぼ、僕は大丈夫だからっ!…ね?





このままだと、本当に喧嘩になっちゃう………それだけは避けなきゃ!



私はまだ流れ続ける涙を、無理やり服の裾で拭き涙を止めた。





私の思いが通じたのか、エースくんとデュースくんは落ち着いてくれた。







貴方(男装)
貴方(男装)
そ、それよりルーク先輩。
貴方(男装)
貴方(男装)
今日一日、私を付けてたってことは何か用があるって事ですよね…?




💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
実はそうなんだ!急で申し訳ないが、着いてきてもらってもいいかい?
💘ルーク・ハント
💘ルーク・ハント
もちろん君たち二人もね?(^_-)-☆




その後は、ルーク先輩に着いていった。

向かう先は【ポムフィオーレ寮】。







あ、もちろんウサギと戯れていたグリムを連れてきたよ!!








〜次回へ続く〜


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この作品、自分で読み返してみたんですけど………イデア先輩の話し方、めっちゃ公式と違いました…………。




イデア推しの方に合わす顔がありません……
本当に申し訳ありません……🙇🙇




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