デュースは1人だけ残って、後ろにいるやつと戦おうと振り向こうとしたが、エースがそれに気づきデュースを止めた。
それから、私達は後ろを振り向かず全力で走った。
そして、バラバラになった方が良いという事で、3人は散った。
「狙いはきっとあなただろう」と言い、エースとデュースが囮になってくれた。
だから、私とグリムは物陰に身を潜めた。
_本当に申し訳ないな……
ん…?
っていうか私達が逃げてた時、後ろから足音が聞こえなかったような…
普通逃げたら追いかけてくるはず…なのに足音が聞こえなかったという事は…
私は遠くから、さっきまで私達がいた場所を見た。
そこにいたのは……
え……今……誰か私の肩を触ったよね……???
全く気配や物音がしなくて気付けなかった……。
そういえば…………
今思ったけど、ずっと感じてた視線が今は感じない。
そう、今私に向けてる視線はただ一人。
_私の後ろにいる人だけ。
あなたは一体……誰なんですか……………。
[To be continued…]
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。