第20話

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2020/07/05 15:45
照「シゲ、それは待って」


そう声を出したのは岩本さん


照「俺らが、いや、俺があなたのこと守るしサポートするから大阪はちょっと待って」


重岡「お前がそうでも辛いのはあなたやで」


心配そうに私を見るシゲさん

でも、私の答えは決まってる


「私、まだオトリ頑張れます」


重岡「オトリってお前なあ」


「いいんです。ありがとうございます。シゲさん」


そう微笑むとシゲさんは黙り込む


重岡「樹くんのいない世界は考えられないってか」


そう言ってニカッと笑った

もちろんシゲさんの言った通り

話し合いが平和に終わろうとした時

部屋に樹くんが入ってきた


樹「どうしたんすか」


また空間がピリリと張り詰める


桐山「樹、どこいってたん」


樹「あ、ちょっとコンビニ。仲間に呼ばれてて」


樹くんは嘘をついた

北斗さんも岩本さんもミキさんの所って


重岡「へぇ、コンビニか」


樹「あなた、おかえり」


「ただいま樹くん。ごめんね迷惑かけて」


精一杯の演技で笑う

上手に口角を上げる方法ならもう知ってるから

だからシゲさん

そんな悲しい顔しなくていいの

私はこれが正解だと思っているんだから

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