第40話

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2020/11/13 15:17
手を引かれて着いた場所は人気のない倉庫

しまった

そう思ったけどもう遅い

私はドンと押され床に倒れる

ガチャ、と音が鳴る

拳銃だ


ミキ「あなたちゃん、簡単に人を信じたらダメだよ?」


私は咄嗟に走って倉庫内の物の間に入って息を殺す

見つかったら殺される


ミキ「もー、本当にしぶといんだから」


ぶつぶつ何かを話している

私は自分の吐く息でさえ音を出さないように注意する


ミキ「あ、樹?ブロックされてなくてよかった。今ね、あなたちゃんと遊んでるの。約束が違う?そうだね。でも、悪いのは樹だよ」


パンッと大きな音が反響する

発砲音だ


ミキ「あー、残念。当たんなかったわ。」


ミキさんは樹くんと話をしている


ミキ「樹、はやく来ないとあなたちゃん死んじゃうね?」


そう言ってケラケラ笑ったあと

携帯を投げた音がした


ミキ「はやく捕まえてきて」


低い声が聞こえた瞬間

バラバラと足音が色んな方向へ飛び散った

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