第25話

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2020/08/18 15:13
もし、私が樹くんのために生きてなかったとして

どういう風に生きているだろう

全く想像ができない


「自由に生きていたとしても私はみなさんを駒には出来ません。大切な樹くんの仲間ですから」


私の言葉を静かに聞いてくれる


「いつも通り接してください。腫れ物扱いしなくて大丈夫です」


私がそう言うと

部屋の外がガヤガヤとだんだんうるさくなってきた


照「あなた、後ろにいて」


立たされてそれから岩本さんの後ろに隠された

ガタンガタンと大きな音を立てて近づいてくる何か

それは容赦なくこの部屋の扉を開けた


大介「おーい、やってる?」


みなさんの肩の力がフッと抜けるのがわかった


大我「なんだ、さっくんか」


大介「俺でーす」


テヘとおちゃらけていたら

佐久間さんがどんと押され

次々と人が入って来た


翔太「涼太閉めろ閉めろ!」


バタンと音を立てて扉が閉まり

ガチャッと鍵がかかった


辰哉「んで、何事?」


亮平「いや、こっちが聞きたいんだけど」


どういう訳か様子を聞く大学生組

私達はまたソファーに座って話し始める


北斗「学校に来たらあなたがいじめられてて。それでここに」


涼太「ふっかと話が違うけどどういう事かな」


ピリリと空気が張り詰めた

思わず私は息をとめた

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