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第10話

Chapter 1( 2 )

母 「 なんだ、あなたってばちゃんと覚えてるじゃないの 」

『 覚えてるって言うか ⋯ 。その男の子のことぼんやりとしか覚えてない 』


幼稚園の年長まで仲良くしていた記憶はあるんだけど 、そこからどうなったのか 、あまり覚えていない 。

母 「 まあ 、そうよねえ 。ふまくんちょうど 、小学校に入る前に引っ越しちゃったし 」

『 あ、そうなんだ 。⋯ って 、その弱っちいふまくんが風磨くんってこと ?! 』

待ってよ 、あの子がほんとに風磨くんなの ?!

風磨 「 弱っちいって失礼すぎ 」

『 風磨くんはちょっと黙ってて! 』

母 「 あら、あなたまさかふまくんと同じ高校だって気づいてなかったの?わたし、てっきり知ってたと思ってたのに〜 」

『 し、知らない、知らない!!』

昔の記憶すらなかったのに 、あの弱虫ふまくんが風磨くんなんて分かるわけない 。

しかも 、見た目も性格も変わりすぎじゃない?

私の中の記憶では 、もっとこう 、可愛らしかったんだけど!

今すごい生意気になってない?

母 「 ふまくんのお母さんと、私仲良くてねえ 。引っ越してからも連絡は取り合っていたの 。ほら、覚えてない?ふまくんの家族とよく会ってたじゃない 」

そういえば ⋯ 家族ぐるみで仲がよかったような ⋯ 。

引っ越してからは会っていないけど 。
『 だ、だからって、それと風磨くんがウチに住むのと、どう関係してるわけ?! 』

肝心なのはそこだ 。

母 「 実はね、ふまくんのお母さんが困ってたのよ 」

『 な、何を? 』

母 「 ふまくんが今住んでいるところがね、通っている高校からすごく遠いのよ 」

『 うん ⋯ 』

なんとなく言いたいことはわかってきたよ 。

母 「 それでね、お母さん提案してみたの 。よかったらふまくんをウチで預からせてくれないかって 。ほら、ここからならそんなに学校も遠くないし? 」

な 、なんてことを提案してくれたんだ 。

母 「 そしたら、ふまくんのお母さんが、ぜひお願いしますって喜んじゃってね 」

『 でも半年間って 』

母 「 半年したら、ふまくん一家はこの辺りに引っ越してくる予定らしいのよ 。だからそれまでの間だけ、ウチにふまくんが住むことが決まったわけよ 」

自分の母親ながら、なんて能天気なんだろうって思ってしまう 。

母 「 もうふまくんの荷物とかも部屋に運んじゃってるから、決定よ? 」

はああ ⋯ なるほど 。

それでさっき 、家の前に引越し業者のトラックが止まっていたのか 。

これは私が嫌だと言っても、どうにかなる問題じゃないことは分かる 。

いや ⋯ でも、こんな危ない人と一緒に住むなんて、何されるかわかんないじゃん 。

ほんの数時間前にされたこと、私は忘れてないんだから 。

でも、まあ ⋯ さすがに私のお母さんとお父さんもいる訳だし 。

変なことしてくるわけ ⋯⋯ 。

母 「 あ、それと急なんだけど、明日からしばらくパパと一緒に、パパのおばあちゃんの家に行くことになったの 」


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茉瑞 ( まみず )
茉瑞 ( まみず )
✧ SexyZoneとSixTONES ✧ 菊池風磨と松村北斗 。
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