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第14話

ピンチとピンチ。
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2019/12/28 13:58
険しい顔をしてぽきさんがそう言った。
あなた

え。どうしよう…。そろそろ帰ろうと思ったのに…

ポッキー
困ったなぁ。きっとすぐには復旧しないだろうし、う〜ん…
ぽきさんは眉間にシワを寄せて、困り顔になってしまった。
少しの間、時間が止まる。
















































ポッキー
ウチ、泊まってく?








































…?
あなた

あっ、私のことは気にせず!た、タクシーで帰るので!!

そう言いながら、一応財布を確認すると…
所持金、127円。あなた、大ピンチ。
へ、こんなことある…?絶対帰れないじゃん。
あなた

あ、歩いて…!あ、歩いて帰る!
帰ります!

ポッキー
ダメだよ、こんな夜に女の子を1人で帰らせることなんて流石にできない。
あなた

で、でも…!

ポッキー
いいから、いいから。
やはりまだ抵抗の意は消えない。
お言葉に甘えたいのは山々だけど…流石に…
ポッキー
じゃあ、俺お風呂洗ってくる〜
よいしょ、と立って、ぽきさんは大きく欠伸をした。
ポッキー
あっ、ご飯も食べてないね…。ご飯どうしよう…。カップラーメンしかない。何にも用意してないや…。どうしよう。どうしよう。あっ、編集の仕上げもしてない。やば。
早口になり、焦り始めるぽきさん。
あなた

ご、ご飯くらいなら…

ポッキー
本当…!?
正しく、希望の光が目の前に。
あなた

いいいい、気にしないで…!ください!今日泊めてもらうお礼にようなものです…

ポッキー
助かる〜!冷蔵庫なんにもないけど、勝手に使っていいから。ダッシュ!
そういうとぽきさんは、お風呂場へ消えていった。
❤︎.*❤︎.*❤︎.*❤︎.*❤︎.*
ぽきさん、編集の仕上げ終わってないって言ってたから片手で食べやすいものがいいかな?でも毎日そうやって簡単なものしか食べてないのかもしれない。じゃあそしたら…
冷蔵庫を開けてあったものをキッチンに並べ考えること数分。

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