第125話

主の過去
45
2020/04/14 16:22
主
俺過去について話してみようかな
主
不快になると思うので嫌な方はUターン
僕は忠告しました
僕は責任をおいません
主
俺もはじめから親が嫌いだった訳じゃない
主
なんなら大好きだった…
主
小学4年生かな…
主
お父さんが名古屋に転職になって
主
単身赴任。
主
俺はその時大好きだったから
主
行かないでよ
主
泣きわめいた
主
泣きわめいたって転職がなくなるわけがない、わかってた
主
でも辛くて悲しくて
主
それでいろんな話が出たんだ
主
1、家族四人(父、母、姉、俺)全員名古屋に引っ越す
主
2、お父さんだけ名古屋に行く
主
3、今の家を売って親は名古屋に、俺らはお母さんの実家に行く
主
4、今の家を売って親は名古屋に、俺らはお父さんの実家に行く
主
俺からしたらとてもつらい選択だった
主
友達を作るのが下手な俺は引っ越したら友達が絶対に出来ないという覚悟をしないといけない
主
それを考えたらお父さんだけ名古屋に行くことを望む
主
でもお父さんと離れたくない
主
最終的に決めたのは俺じゃなく親だった
主
お父さんだけ名古屋に行く
そう決まった
主
安心もあったけど
それ以上に悲しみがあって
主
泣いた
主
お母さんのお父さんは亡くなってるし
主
お父さんのお母さんは亡くなっている
主
引き取られたところで俺と姉貴をじいちゃん達が一人で育てるのは無理だと判断したらしい
主
まぁついに引っ越しですよ
主
もぅどうでもいい
主
そう思うようになった





.
主
引っ越してからのはじめての登校日
主
何もしたくない
主
しんどい
主
いつもと違った
主
でも熱はないから学校にいかされた
主
でも学校につく前、通学路で俺は倒れた
主
意識はもうろうとしていたらしい
主
だから俺は覚えてないけど先生から聞いた話だと
主
倒れているのをたまたま通った人が車で学校まで運んできてくれたらしい
主
学校について意識が戻ってきた頃
主
俺は吐いた
主
何も覚えてない
主
ただ、普通では考えられないほどの
主
2日分ほどの量だった
主
医者が言うには
主
体のどこかがおかしくて、きちんと消化出来ていないのが原因らしい
主
しかし検査をしても何も異常はなかった
主
むやみに薬も出せないから、と
主
その日は授業も受けずに何もなく帰った
主
でも家でも止まらず
主
お母さんは何が原因か一生懸命探した
主
異変が起きたのはあれがあってから…
主
お父さんの転職
主
お母さんはお父さんに帰ってきてもらえるように頼んだ
主
お父さんは課長という立場だった。
主
城主に何度も頭を下げて
主
もう課長になれなくてもいいならいいよ
主
それで帰ってきた
主
でも課長になれなくなる
主
俺はそれが辛かった
主
俺のせいでお父さんが課長からおろされる
主
俺のせいだ
主
そう思ってた
主
まぁそうなるよな
予想してたけど
主
お父さんに怒られた
主
お前みたいにこっちは遊びでやってんじゃないんだよ!
主
蹴って、殴られて
主
はじめてだったんだ
主
殴られるのが、蹴られるのが
主
何がおきたか分からなかった
主
お母さんは攻撃してこない
主
それで安心していた
主
なのにいつ頃からか、お母さんからも暴力があった
主
大好きだった人にこんなことされると
主
人を信じる心って
主
消えるよね
主
姉貴からも色々押し付けられたりするようになった
主
まぁ姉貴はもとからそんなに好きじゃなかったけど
主
親からが、凄くショックだった…
主
それで気付いた
主
"俺の知ってる自分の親はもういない"
主
俺から何かが抜けていくような気がした
主
楽になった
主
何でもいいやって















.
主
まぁそんなもんだな。
主
俺の知ってる親はどこに行ったんやろか…

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