第9話

新人その1(🩸の話)
531
2022/04/13 13:08
主
爆裂注意!!!!!
※sypci
※BL要素すくない
※リス科表現、自傷行為表現大アリ
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side ci
自室で1人、爪を噛んで、手首を切って、悲しみ、憎しみ、苦しみ、全ての感情を耐える。
今我慢して、生きていければそれでいい。


たとえ明日、どんな深爪になろうと、誰かの前で晒すより何倍も良い。
ci
…ガリッ
ci
…いった…
強く噛みすぎて、血が出てくる。
この程度の痛み、心の痛みに比べればなんともないと思っていた。
指を口から離すと、涙が一筋垂れる。
どうして泣いている?
答えは一つ、「痛いから」だ。
ci
……っ…
考えれば考えるほど、自分が何者であるかがわからなくなっていった。
誰かのように、自分の手で何かを生み出すこともできず、単なる模倣に過ぎない笑いを取るばかり。
誰かのように、誰かを救い、誰かに救われ、誰かを愛し、誰かに愛されることもない。
俺は一体何なのだ?
僕は一体何者なんだ?
お前自分が生きる理由は、何なんだ?
ci
……そんなの、俺が一番知りたいよ……
頭に殴られる様な痛みが走る。
どうも苦しくて、喘ぎながらの息ですらまともにできない。
震える手で頭を抑えようが、全く痛みは引かない。
ci
…ヒュー…ヒュー……
…眠ろう。
また、起きられるかどうかは、わからないけど。
痛みから逃れられるならば、それでいいのだ。
視界は朦朧とし、空気も薄くなるように感じた。
もう、このまま死ぬのかなぁ、俺。
あーあ……結局、“アイツ”に勝てずじまいかぁ……
ci
……誰か…助けてよ………
届くはずもない声が、虚しく部屋に消える。
逃げたところで、結局何も変わらなかったのだ。
耐えられない時は、誰かに助けを求めていいこと
なぜそんなことも気づかなかったのだろう。
なんて馬鹿者なんだ
ーーーーーーーーーー
side syp
偶然仕事が早めに終わった。
今日はチーノが早く上がったって聞いたから、なんとなく会いに行こうと思った。
また一緒にゲームして、負けたら存分に悔しがって、勝てたら腹が捩れるまで笑い倒して、煽ってやるんだ。
何より、アイツといる時間が何より楽しくて、好きなのだ。
syp
…ちーす
ドアを開くと、彼は暗い部屋の中、ベッドの上に横たわっていた。
syp
…あれ、チーノ寝てる…?
…それにしては早すぎひん…?
どことなく、生気が感じられない。
いつもだったら、寝てても基本すぐ起きるし、俺が来たとなると、シ○ってる最中でも慌てて身支度を整えるはずだ。
syp
……チ〜ノ〜…?
なんだか、先ほどまであんなに期待していた自分が少し恥ずかしく思えてきた。
syp
……ん?
布団の上に投げ出された腕をよく見ると、シャツの袖口に何かの汚れがついていた。
嫌な予感がしたから、急いでなるべく肌と服が擦れない様に、シャツの袖を捲り上げた。
syp
……っ…!
手首に無数の傷と、血が垂れて乾いた跡が残っている。
爪はボロボロになって、一部が剥がれ落ちているほどだった。
syp
…ちょ…っ…
もしかしたら見間違いかもしれない。
そんな淡い期待は、電気をつけると同時に消え去った。
明るくなった部屋に目が慣れない間に、その事実は確定してしまった。
間違いなく両腕には下手したら多量出血で死んでるんじゃないかと思うぐらいの血の跡があり、爪も深爪の域を越える短さになっていた。
syp
……なん……で…
死にかけの蚊の鳴く様な声が部屋に消えていく。
なんでなんて、誰にもわからないのに。
わかっていても、思考は止まらない。
なんでこうなった、なんで気づけなかった、なんでここまで追い詰められた
たくさんの「なんで」に体ごと押しつぶされそうになったとき、一つ答えが見つかった。
syp
…助けなくちゃ…!
気づけば走っていた。廊下は走ってはいけないと、何年も言われ続けてきたが、今はどうだっていい。
syp
あっ…!!大先生…!!
ut
うおっなんやショッピそんなに慌てて…
syp
チーノ……チーノが……!!!
ut
…え?チーノがどうした?
syp
めっちゃ血ぃ出して……!…倒れてて……!!
喘ぎながら声を荒げた。
大先生が一度眉間に皺を寄せ、すぐに
ut
…医務室に連れて行こう。
俺が一回ぺ神のとこに行くから、お前はチーノのそばにいて。
syp
…はいっ……
よろめきながらも、廊下を引き返し、チーノの部屋へ全力で走った。
開きっぱなしになっていたドアが見えた。
早く、早く走って…
syp
……っ…!!!
ci
……あぁ、ショッピ…?
全開になったドアの向こうには
ベッドに座って、いつも通りに落ち着いた様子のチーノがいた。
syp
……チー…ノ……?
ci
えっ?wなに、どうしたん?w
いつもの含み笑いで問いかける。
なんでだ、さっきまで倒れてて…その上血まで出してたじゃないか…
syp
……おい、なんだよ、どういうことだよ……!
疲弊した体で、フラフラとベッドに近づく。
ci
…え…?
ci
…なになに、ショッピどうしたん?
syp
だって…!!
倒れ込む様にベッドに腰掛ける。
ci
……見たの
半笑いをやめ、諦めと呆れが混じった声でそう言った。
syp
……コクリ
頷くことしかできなくて、守ることもできない自分が悔しくなった。
それだけじゃない。チーノをここまで追い詰めた自分の無責任さ、本当はもっと早く気づけて、守ってやれたんじゃないかというやるせない気持ちが溢れかえった。
ci
……
1人で勝手に悔しくなって、やっと感情が追いついて泣きはじめる俺を、黙って見つめている。
syp
……ごめん…
涙ぐんだ声で、聞き取りにくかっただろうか。
伝わっただろうか。
syp
……俺、なんも…っ…
ぼたぼたと白いシーツに涙が落ちる。
syp
…ねぇっ…なんで…なんでこんな……こんなことしたん…!!
syp
お前…っ……
言葉が詰まる。
それでも、チーノはなにも言わず、ただ黙って聞いている。
syp
……俺、が…いんじゃんかよ……!!
ci
…うん。
ci
ごめん。ショッピ
真っ直ぐに顔を見つめられ、なにも言い返せなかった。
syp
…っ……!!
ci
…ショッピにこれ以上、情けないところ晒したくなかった
ci
…何もかも、劣ってばっかだから、せめて誰よりも強くいたかった
ci
誰かに心配かける訳にはいかないって、思ったん
ci
だから構わないで、俺はしばらく死なんよ
syp
……そんな、違うやろ…!
syp
…やって、俺…チーノがおらんと……!!
syp
俺はチーノに救われてるんや、やから俺だってチーノを救いたいん…!
syp
自分だけカッコつけるなんて…おかしいやろ…!
ci
……そん、な…ことないやろ
syp
あるわ…!
syp
やって…!俺、チーノがおるからこれまでやってこれたねん…!
syp
チーノがおるから楽しかったし、チーノがいるから嫌なことだって乗り切れた、
syp
俺だってチーノにとってそんな存在になれると思っとったのに…!
syp
俺にとってチーノが1番の相棒やし、誰よりも信頼してるのに…
syp
…そう、思っとったんに…!!
ci
…ちゃうやん…!
ci
お前はなんでもできるし、色んな先輩からもよう可愛がられとって、俺なんかいなくともすぐ軍に馴染んでたやん…!!
ci
俺がまだいなかった1年と、何が変わった!?
ci
俺はあんたの足を引っ張ってばっかやし、大概できそこない扱いや…!満たされてない人間が何か吐き出したところで、満たされないことに変わりはないねん…!
ci
俺が消えたところでどうせお前は変わらんのや!いつも通り褒められて、みんなから必要とされて、沢山の人に好かれて、満たされて過ごすんや!
ci
…お前は俺がいなくたって、そうなれるんやろ…?
syp
…やめろや…!!
syp
…そんなに……そんなに俺のこと嫌いか…?
syp
……そんな突き放し方されたら…俺だって辛いわ…
ci
…あぁ、嫌いだよ。
ci
いっつもチヤホヤされて、新人なのによくできたやつで、褒められるのはいっつもお前で
ci
羨ましくてしょうがねぇよ…あんたなんか嫌いだよ…!
辛かった。
なんでかはわからない。
今まで信じてきた人間にここまで突き放されることなんてなかったから
syp
……そん、な…こと……言わんでよ……!
syp
……俺、チーノが大好きなんに……!!
syp
助けさせてよ…!!力になりたいんだよ……!!
syp
非力でも嫌いでも何でも良い…チーノが辛かったら俺が2人分辛くなる…!
syp
チーノが満たされないんなら俺が満たす…!
syp
だから……っ…!もうやめてや……
ci
…ダメだよ
ci
こんなのに構ってちゃ、ダメ。
ci
ショッピが…俺、を好きかどうか、とか、俺の力になりたいとか…、そんなエゴでこれに構ってちゃダメだよ。
…伝わらない。
何をどう叫ぼうが、チーノには伝わらない。
syp
やだ…!!
俺はまだチーノといたいんや…!!
syp
チーノがどうなっちまおうが、俺はまだチーノと一緒に生きていたいんや…!!
syp
自己中でもエゴまみれでも…、チーノと一緒がええんや!
syp
…一緒…、に……!!
声が枯れた。
いよいよ、喋る舌も、喉も、疲れてきてしまった。
syp
…っ……
ci
……(ポロ
今まで表情を変えなかった顔に、濁った宝石のような涙がこぼれた。
…伝わったってことでいいのだろうか
ci
……バカ
ci
…なん…で…っ…(ポロポロ
とめどなく滴り落ちる涙で突然に冷静になった。
syp
…もう、やめてや……
syp
俺を…頼ってや……
ci
っ__
静かにその場に倒れ込むように、俺の胸に寄りかかってきた。
ci
………ごめん……ありがとう……__
syp
…俺、チーノが大好きや
syp
不器用なくせに、いつも沢山の人に媚び売って、誰にでも良い面見せようとして、良い子演じてて
syp
認められたくて努力するけど、それを絶対表には出さなくて
syp
すぐ抱え込んで、責任感が強くて、いつも人のことばっか考えてて
syp
…そんなんやから放っておけないし、一番傷ついてほしくない
syp
……伝わったか…?
腕の中にある頭が少し縦に揺れた様な気がした。
もしかしたら届いてないかもしれない。
もうとっくに寝てしまって、偶然首が揺れただけかもしれない。
syp
……そうか。
syp
…よかった……
でも、もし本当に伝わったんなら…
ut
……
ut
チーノはもう大丈夫そうやな
syp
!大先生…っ!
ps
でも心配だし、手当はするよ〜
syp
ぺ神…っ!
2人が チーノの近くに寄ってくる。
酒とタバコの、ダメな大人の匂いがした。
ps
…上手くできたみたいやな
しんぺい神が小さくはにかんだ。
ut
チーノのことは、これからも頼むで
大先生も、ニコッと笑ってみせた。
俺の腕で静かに寝息を立てるチーノも、なんとなく微笑んでるように見えたから
syp
…はい!
俺は元気よく応えた。
ーーーーーーーーーー
主
一回書いてみたかった…!!!
主
満足
主
なんかciってアイデンティティなさそうって思い始めたらもう思考は止められないよね
主
次何書こっかな〜

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