辛い毎日が始まる。
パンッ!!
数分前。
名前を消す。
名前をかきかえる、
80点の、テストを渡す。
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まわりには、豪華な食事が並んでいた。
しかし、私の前には何も無かった。
いや、正確に言えば一輪の花が飾られていた。
これ、学校にもあったっけ。
覚えてないや
私はこの汚い空気を噛み、
といった。
この家に私の居場所なんてない。
家の外に出て、
ある場所に向かう。
風が弱く吹いている。
そうなことを、弱く呟いている、
誰にも邪魔されないように、
辺りは大人が沢山いた
フードを被っても、子供とわかるのか、
チラチラ視線を感じてしまう。
そう思い、手すりに触れた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!