マホトの部屋_
[2年前]
お父さんから虐待をうけてた。
お母さんもたまに叩かれてたりしてた、
そんなある大雨の日。
お母さんがあたしを残して出ていった。
それを知ったお父さんは
怒りをあたしにぶつけた。
暗闇に落ちてしまったみたいで
光なんて見えなかった。
ここから逃げなきゃいけないって。
お父さんが目を離した隙に家を飛び出した。
行く宛がなくて、
ただただ遠くへ走った。
不安と恐怖でいっぱいだった。
この先どうすればいいかわからなかった。
途方に暮れて座り込んだ。
大雨の中、1人泣いてた。
その時、
あたしの前に
2人の男の人が立ち止まった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。