『 ... と最近会えないなぁ、
日出のとこ行っちゃうよって 』
( 歌ったら会えるかななんてね、
『 会いたいんだ今すぐその角から飛び出してきてくれないか夏の魔物に連れ去られ僕のもと.. わっ、』
喜「 歌ってるから連れ去ってみたんだけど、」
『 会いたかった、』
喜「 ねえ、みんなに言おっか、ファンの人達にも 」
『 だって絶対デビューしたばっかりのくせに調子乗ってるとか思われるし、なっちゃん人気だし 』
喜「 そんなことないから笑 あなたにどんだけファンが居ると思ってんの
仮にあなたのこと悪く言うやつがいたとしてもあなたのファンにガチギレられるから 」
『 でもなっちゃんはさっ... 』
夏 喜「 もう言い訳聞かないし、とりあえずメンバーとか先輩達みんなに集まってもらって、HIROさんをちゃんと説得して付き合ってますって言おう 」
『 ん、分かった
でもみんなに言う前にお兄ちゃんと相談してた亜嵐くんと隼とバリのみんなに言っときたい 』
喜「 ふふ、こういうちゃんとしてるとこ好きだよ 」
『 あっそ、』
喜「 冷た 」
『 夏喜だっていつも構ってくれない、!』
喜「 はー、かわい 許してって 」
『 やだ、玲於さんともべたべたしてんじゃん 』
喜「 怒んないでよ、ね?」
『 顔面綺麗すぎんだよばーか 』
喜「 え、貶してんの?褒めてんの?」
『 もういいっ 』
喜「 ごめんって 」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!