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第2話

君のとの出会いは突然に。






──出会いは、小学校四年生だった。





あなた

ねーねー、ここいっぱいおたまじゃくしいるよ!···ほら!

夏休み、お父さんとお母さんと、近くの田んぼでおたまじゃくしを取りに来ていた。
お母さん
お母さん
もうまったく…。女の子なんだからもっと女の子らしいことすればいいのに…。
お母さんは、私を女の子らしい女の子に育てたかったようだ。
お父さん
お父さん
まあまあ、いいじゃないか。あなたは、「自然に愛された女の子」。素晴らしいと思うぞ。
お母さん
お母さん
もうお父さんまで…(笑)
お父さん
お父さん
ほーら、お父さんに見せてごらん?
あなた

ほら、みてみて!

私は自信満々にお父さんに黄色いバケツいっぱいに入ったおたまじゃくしを見せた。
お父さん
お父さん
お、おう。いっぱいとれたな。
でも、こんなにいっぱいだと、おたまじゃくしひとりひとりが狭そうだそ。
あなた

あっ……、そっか。
じゃあ、半分くらい逃がしてあげればいいんだね!?

お父さん
お父さん
そうだ。よく分かったな。
やっぱりあなたは自然に愛された女の子だ。
私は、大好きなお父さんに誉められたのが嬉しくて、逃がすのが惜しい気持ちなど何処かへ行って、田んぼへとおたまじゃくしを半分ほど逃がした。
あなた

ほら、これでいいでしょ!?

お父さん
お父さん
そうだ。あなたはよく分かってる。
──ところであそこにいるあの子は、あなたの友達か?
あなた

ううん。違うよ…。
あ、でもあの子もおたまじゃくし取ってる!
見せてもらいに行ってもいい?

お母さん
お母さん
いいよ。いってらっしゃい。
あなた

うん。行ってくる。

バケツをお父さんに渡して、その子のところへ走った。
あなた

ねぇねぇ、おたまじゃくし取ってるの?
あなたも今おたまじゃくし取ってるんだ!
見せてよ!

?
う、うん。いいよ。
その子は私にそのバケツを見せてくれた。
あなた

わあ、凄い!いっぱい取ったんだね!
あなたもいっぱい取ったんだけど、お父さんに、逃がしてあげたら?って言われたから逃がしたんだ。

私は自信満々に言ったけど、その子は何も言ってくれなかった。お父さんは凄いねって言ってくれたのに、何でこの子は何も言ってくれないの?
あなた

名前は?あ、私はあなたって言うんだよ!

?
ああ、私の名前はあや。
あなた

あやちゃん?よろしくね!

あや
あや
うん。よろしく。
あやちゃんは、あんまり何も言ってくれないから、全然面白くない…と心の中で思った。
お母さん
お母さん
あら、あやちゃん?
あや
あや
はい。そうです。お久しぶりです。
あなた

え、お母さん、この子知ってるの?

お母さん
お母さん
子供会のとき、お母さん同士仲良くなったのよ。確かあなたは、児童館でお父さんと遊んでたでしょう?
あなた

そうなんだ!

お母さん
お母さん
あやちゃん、これから時間あるかしら?よかったらあなたと遊んでくれないかな?一回お母さんに聞きに行こっか?
あや
あや
そうですね。聞きに行って来ます。
あなた

分かった!じゃああなたはここで待ってる!

お父さん
お父さん
あなたも一緒に行って来なさい。
そのとき、おうちも覚えておいで。
あなた

はーい!……行こう!

あや
あや
うん。
変なの、こんなに無愛想な人いるんだ。

これが、はじめての君への感情だった。