昔々、ある男の伝説があった。
その男はお喋りが非常に上手く、頭も賢いほぼ完璧に近い男だった。
だが、一つ欠点があった。男は酒癖が悪かった。そのせいで一度結婚目前までいったにもかかわらず破局になってしまうほど。
そんな酒癖の悪いの男の伝説は、“一度に10人の女と行為に及んだ“という悪名高い伝説である。
その男の名は……
魔城 王室にて
それを聞いて魔女はふふっと一笑いした
魔女はそう言いながら、玉座から立ち上がりエンマ大王に近づき耳元で幹部には聞こえないひそひそ声で囁く
魔女は耳元で囁くだけじゃ飽き足らず、首を死なない程度に気持ちよく締め上げる
魔女はさらにキツく締め上げる
すると魔女は今までの態度とは打って変わってまるで恋が無事成就して大喜びする乙女のような態度となり……
幹部たちの困惑した表情とは裏腹に恋する乙女となった魔女は肩に乗せているインコに幹部たちの頬を噛ませたり……
着ているミニスカサンタの衣装のスカートをひらひらさせて幹部たちを発情させようとしたり……
そんなやりとりの一部始終を見ていたエンマ大王は「ふっ」とニヤリとほくそ笑んで地下へと戻っていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!