第127話

竈門 炭治郎side
13,677
2020/01/07 14:43
嘴平 伊之助
なんだと?!
『バッ』

意外にも一番最初に声をあげたのは伊之助だった。
伊之助は立ち上がるとあなたに指を指す。
嘴平 伊之助
んなの聞いてねぇ!
我妻 善逸
だから、今、あなたちゃんが話しただろ?!
嘴平 伊之助
んなもん関係ないね!此奴が居なくなったら、此奴が作る甘いやつが食えなくなるじゃねぇか!
竈門 炭治郎
い、伊之助…
あなた

お、お菓子の事なら心配しないで下さい!毎日は無理でも、週に二、三度は送りますよ?

嘴平 伊之助
そういう問題じゃねぇ!
あなた

っ…ご、ごめんなさい…

竈門 禰豆子
む…
竈門 炭治郎
でも、これは俺達がどうこう言ってもどうにもならないよ、伊之助。
嘴平 伊之助
なんでだよ!
我妻 善逸
何でもなの!これは家の約束だから俺達の介入する隙なんて無いって事!…くそおぉぉ、あなたちゃんが誰かに貰われるなんて考えたくねぇよぉぉお!!!!うわぁぁぁんっっ、
あなた

え、あっ、その事なのですが、

あなたは禰豆子の手を優しく握って、それから俺や善逸、伊之助に微笑んだ。




あなた

私はお相手の方に嫁ぐつもりはありません。

竈門 炭治郎
え?!
あなた

私には、あの透き通った刀の持ち主を探すという目的があります。だから、私は祖父母が亡き後の『霽月屋』を私が閉めた瞬間に捨てて来ました。

全員
何故だろう。

この時、俺の鼻は確かにあなたから嗅いだ事のない様な匂いを受け取っていた。


あなたの悲しみの匂いと混じって、

何か…別の…自分自身を飲み込み、殺してしまう様な異様な不思議な匂い。




この時、俺は…
竈門 炭治郎
っ…
いや、俺達は…
全員



何故か、あなたに対して何も、






言えなかった。


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新年、

あけましておめでとうございます🎍🐭✨

さくらどろっぷ.です🌸


去年は沢山の人に私の作品を読んで頂き、

本当に有難う御座いました🙇🏻‍♀️💦

今年も私の果てしなく広がる独特な世界観を、

皆さんにお届け出来るよう、

猪突猛進の精神で頑張ります🐗💨


※『the moon blooms.』にて、

新年の御挨拶、

フォロワーさん100人突破→企画(仮)、

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の三本を公開しております。

是非チェックして頂ければと思います🙋🏻‍♀️





さくらどろっぷ.

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