『バッ』
意外にも一番最初に声をあげたのは伊之助だった。
伊之助は立ち上がるとあなたに指を指す。
あなたは禰豆子の手を優しく握って、それから俺や善逸、伊之助に微笑んだ。
何故だろう。
この時、俺の鼻は確かにあなたから嗅いだ事のない様な匂いを受け取っていた。
あなたの悲しみの匂いと混じって、
何か…別の…自分自身を飲み込み、殺してしまう様な異様な不思議な匂い。
この時、俺は…
いや、俺達は…
何故か、あなたに対して何も、
言えなかった。
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新年、
あけましておめでとうございます🎍🐭✨
さくらどろっぷ.です🌸
去年は沢山の人に私の作品を読んで頂き、
本当に有難う御座いました🙇🏻♀️💦
今年も私の果てしなく広がる独特な世界観を、
皆さんにお届け出来るよう、
猪突猛進の精神で頑張ります🐗💨
※『the moon blooms.』にて、
新年の御挨拶、
フォロワーさん100人突破→企画(仮)、
お試し連載のお知らせ、
の三本を公開しております。
是非チェックして頂ければと思います🙋🏻♀️
さくらどろっぷ.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。