第108話

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2021/04/06 16:31
深澤side



照「温泉行かね?」



『おぉ!いいね!』



翔「ここの露天風呂 有名だよな!」



阿「そうなの?」



皆 温泉に行く準備をして
わちゃわちゃ はしゃいでいる中



チラッとあなたを見ると
あなたも温泉に行く準備をしていた、



照「あなた準備できた?」


あなた「うん!」



9人で男風呂に入って
部屋に戻るとあなたはもう
部屋に居てテレビを見ていた



あなたから少し離れたところに座ると



康「ふっかさん!飲みます?」


ビールを両手に持って
俺に見せびらかす康二


『いいねぇ!貰おうかな!』



康二からビールを受け取り
乾杯してグイッと飲む



『うまい!』



いっぱい働いた後のビールは
うまい!うますぎる!


仕事でのお泊まりだけど
修学旅行みたいで



学生時代 俺たちは
修学旅行なんか行ったことないから
ただ楽しくて幸せだ。



阿「ふっか、」


わちゃわちゃ楽しそうにしている
皆を見ているとソッと阿部ちゃんが
隣に座ってきた


『ん?』


阿「やっぱり あなたはふっかを選んだね」



少し悲しそうに言った阿部ちゃんの顔を見ると



阿「ドッキリって分かった時」


阿「1番にふっかのところに行ったね」



阿部ちゃんは俺を見ずに
ただ愛おしそうにあなたを見ていた



『阿部?』



もしかして…、
あなたのこと好きなのか?



『もしかして…s』


あなた「辰哉ぁ!」



阿部ちゃんに"好き"なのか聞こうとすると
あなたが俺を呼んだ



『ん?』


あなたの方を見ると
阿部ちゃんは俺の隣からゆっくり
立ち上がり皆ところに行く



さっきまで阿部ちゃんが座ってた場所に
あなたが座り嬉しそうに笑ってた、



あなた「これ見て!」



『えっ!こんなレベル上がったの!』


付き合い初めてから
お互いがハマりだしたゲーム



気づけば俺のレベルに近づいていた



あなた「ふふっ、辰哉に勝つのが目標なの」


ニコっと笑ってゲームを始めるあなた



『絶てぇあなたには負けねぇ!』



頭をわしゃわしゃ撫でながら言うと



あなた「油断してたらすぐに抜かしてやる!」



プクッと頬っぺを膨らまして
拗ねたふりをするあなたが
可愛くて笑ってしまう




阿部がもし
あなたが好きだとしても…、





俺は譲れないよ?





あなたは俺のだ、







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