あなたside


照から
ふっかが体調悪いことを聞き



昔ふっかが体調崩した時を思い出した。



ふっか…
ゼリー無いと薬飲めない！



そう思った時
私はもう走り出していた



楽屋を出てコンビニに行くために
廊下を走っていると


マ｢あなたさん！どこ行くんですか？｣


マネージャーが私を止めた


『ふっかが体調悪いって本当？』


私はマネージャーの服を掴んでそう言うと



マ｢はい。今は楽屋で寝てますよ｣


『ふっかゼリー無いと薬飲めないの！』


『だから…私買ってくる！』


そう言ってまた走り出そうとした私を
マネージャーが止める


マ｢待って下さい！もう下には沢山のファンの皆さんが居ます！今外に出るのは危険です｣


『でも！ふっかが！』


マ｢私が行ってきます！何を買えばいいですか？｣


私が落ち着くように優しい口調で言う


『…みかんのゼリー…』


マ｢かしこまりました…｣


そう言うとマネージャーは走って行く



照｢あなた！｣


走って行くマネージャーの姿を見ていると
後ろから走って私の方に来る照


照｢急に走って行くからビックリするだろ！｣


そう言って私の頭を撫でる


『…ッ…ごめ…っん…』


照の優しい声に安心したのか涙が止まらなかった


照｢大丈夫…大丈夫…｣


そう言って優しく私を抱きしめてくれる



私ってこんなに弱かったっけ…
ふっかが居ないと私…
こんなにダメな人間になるんだっけ…





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