あなたside
照「さっき滝沢くんに会ってSnowMan集まってって」
深「話があるって?」
照「あぁ…」
深「話ってなんだろう…」
少しピリ着く楽屋
照「とりあえず行ってみるか…」
そう言って私たちは楽屋を出て
滝沢くんが居る部屋に向かった
コンコン
照「失礼します」
全員「失礼します」
長い机の前に座る滝沢くん
滝「皆おはよう。座って」
そう言われ
全「失礼します」
滝沢くんの前に座る
滝「今日は大切な話をする」
そう滝沢くんが言うと
皆真剣な顔をして滝沢くんを見る
滝「SnowManを7人から10人に増やそうと思う」
そう言うと
深「えっ…それは…」
ふっかが少し悲しい顔をして小さな声で言う
滝「入る予定のメンバーは…」
滝「向井 康二/目黒 蓮/ラウール」
書類を見て淡々と話す滝沢くんを私は見つめることしか出来なかった
照「俺たちだけじゃダメなんですか…」
ぐっとズボンを握りしめた照が滝沢くんに聞くと
滝「入れるか入れないか決めるのはSnowManだよ。」
滝「ゆっくり考えてみて…」
そう言って滝沢くんは部屋から出ていった
深「SnowManが…10人…」
翔「俺らだけじゃ…ダメってこと?…」
チラッと照を見ると少し悔しい顔をしていた
『照?大丈夫?』
皆に聞こえない声で照に話しかけると
照「あなた…」
少し泣きそうな顔して私を見つめる
『私は10人になってもいいと思う…』
照を見つめてそう言うと
照「えっ…」
少し驚いた顔をして私を見る
『私は…SnowManの皆とデビューがしたい!』
『7人だろうが…10人だろうがSnowManはSnowManだから』
深「そうだよな…SnowManを守らないとな…」
薄ら笑うふっかを見て
舘「迎えよう…」
舘様がふっかをまっすぐ見て言う
深「あぁ。そうだな…」
皆色んな気持ちがあったと思う。
でも…
私は他のグループでデビューするより
みんながいるSnowManでデビューがしたかった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。