あなたside
深「用意できた?」
『うん!もう大丈夫!』
あれから私たちは準備をして
気づけばもう10時になるところだった
白の大きめなTシャツに
黒のスキニーを着て前だけ軽くインする
『ふっか!まって!』
ふっかはスタスタ玄関に行き靴を履く
慌てて私もふっかの元に行くと
深「忘れ物してない?」
玄関の扉を開け私に優しく言う
『うん!たぶん大丈夫!』
深「おし!なら行こうか」
そう言って照たちが来る家の近くのコンビニまで2人で歩いてきていく
コンビニに着くと
もう照の車はあって
照と康二、めめは車から降りて
私たちが来るのを待っていた
照「おはよぉ!」
康「おはようございます!」
蓮「おはようございます」
私たちを見つけ手を振って挨拶をする3人
『おはよぉ』
深「お待たせ!」
そして私たちは合流した
深「あなた何か飲み物買っていく?」
私にそう聞くと
照「何か買っておいで!ここから少し時間かかるし!」
そう優しく私に笑いかける
『じゃ、何か買おうかな!』
そう言ってふっかと私はコンビニに入った
ドリンクコーナーに着きふっかは
ドリンクを選ぶ
深「あなたはいちごミルクでいい?」
『うん!それでいい!』
ふっかはお茶とペットボトルのいちごミルクを持ってレジに向かう
淡々とお金払うふっかに
『いいよ!私が出す!』
そう言って私がお金を出そうとすると
深「ジュースくらい俺が買うよ」
そう言って買ったばかりの
いちごミルクを私に差し出す
『いいの?ごめんね』
私がそう言うと
深「ははっ、もう俺の女なんだからあなたは俺に甘えてていいの」
そう言って私の頭に手を置き笑う
あっ、そうだ。
私たち付き合ってるんだ。
何か…
不思議な気分…
先にコンビニを出たふっかに
『ふっか!まって!』
私も走って照たちの所にいく
照「あっ、もう買った?なら行くか!」
そう言って皆車に乗り込む
照が運転する時は
決まってふっかが助手席
私とめめと康二が後ろに座る
康「あなたさんせまくないっすか?」
私を心配して気づかってくれる康二
『ふふっ、大丈夫だよ!康二は大丈夫?』
そう聞くと
康「はい!俺は全然余裕です!」
と笑顔で答える
『ふふっ、もう敬語じゃ無くていいよ!』
私がそう言うと
康「それは…ダメですよ!」
『え?でも、めめもう敬語じゃないよ?』
私がそう言ってめめを見ると
蓮「なんだよ!」
そう言って笑うめめ
『ね?もう同じメンバーだしさ!』
って笑いかけると
康「じゃ〜やめます!」
そう言って私たちは笑いあった
康「あなたって本間に可愛い!」
思ったことをすぐ言っちゃう
康二は本当に素直な子だなって思う
『ふふっ、可愛くないよ!』
私はそう笑いかけると助手席に座ってた
ふっかが振り向いてこっちを見る
深「康二!俺の女を口説くな!」
そう言って笑うと
照「えっ!俺の女!」
運転してる照がびっくりした顔で
鏡越しに私を見る
深「昨日付き合ったんだよ」
そう自慢げに照に言うと
照「嘘でしょ!マジ!」
まだ信じれていない照と
蓮「嘘でしょ…」
びっくりしてふっかを見ているめめ
康「嘘やん!おめでとうございます!!」
康二は興奮しながらふっかをキラキラした目で見つめる
照「本当に急だね」
そう言って笑う
『私もびっくりした…』
鏡越しで照を見ながら言うと
照「俺は10年以上前から知ってるけどね」
『えっ…嘘でしょ…』
そう言うと
照「ラウール以外は全員知ってるんじゃない?」
と笑っていう
『まって…ふっか…10年以上前から私の事好きだったの?』
そう聞くと
深「うるせーな!もうこの話はおしまい!」
照れて顔を真っ赤にしたふっかが大きな声を出す
康「えぇ!ふっかさん可愛い〜」
そんなふっかを康二はいじる
そんな風景を見て皆笑う
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!