あなたside
沢山遊んで
大好きな辰哉の家のハンバーグを食べ
マッタリしていると
♬︎〜♬︎〜
辰哉からL〇NEがきた
『萌ちゃん!』
萌「ん?」
『辰哉今日泊まるんだって!』
萌「えっ、そうなの?」
萌「なら、私が送っていくよ!」
『ごめんね?ありがとう』
萌「お母さーん!あなた送ってくるね!」
萌ちゃんが車の鍵を持って
リビングにいるお母さんにそう言うと
辰マ「あら、もう帰るの?」
リビングからひょこっと顔を出す
辰哉ママ
『うん。明日から仕事始まるの』
辰マ「そう…またいつでも遊びに来てね」
そう言って私の頭を優しく撫でる
『ありがと…』
辰哉ママと辰哉パパ別れを告げて
私は萌ちゃんと皆のいる家に向かう
萌「凄い大きな家だね…」
家に着き車の中から
驚いた顔で家を見る萌ちゃん
『10人も居るからね』
萌「確かにそうだね」
私にニコッと笑ってから
萌「明日から仕事忙しくなると思うけど」
萌「頑張ってね!」
『うん!ありがとう!』
萌「じゃーね!」
『うん!バイバイ!』
私は車が見えなくなるまで手を振った
ガチャ
『ただいま…』
照「あれ?ふっかと一緒じゃ無かったの?」
上半身裸で下はスエットを着てる照が
不思議そうに私を見る
『辰哉は河合くんの家で今日は泊まるみたい』
照「そか…あいつ寝坊しなちゃいいけど…」
『照は筋トレしてたの?』
照「あぁ、うん!レッスン室で」
照「俺レッスン室で風呂入ったし、あなた風呂入っちゃいな!」
『うん!ありがとう!』
照にそう言われ
化粧を落としお風呂に入る
お風呂から出るとリビングで翔太が
パックをしていた
『翔太まだ起きてたんだ…』
翔「うん、これ終わったら寝る」
『明日早いんだから早く寝ないと起きれないよ?』
翔「ん、分かってる」
凄く眠そうな翔太を大丈夫かな?と
眺めていると
舘「翔太…」
後ろから舘さんの声が聞こえて振り返る
『舘さんもまだ起きてたんだ…』
舘「もう寝ようとして翔太の部屋行ったら居なかったから」
舘「明日起きれなくなるよ?」
翔「ん、分かってる、」
舘「ほら!立って!部屋行くよ?」
舘さんは子供を扱うかのように
翔太の腕をとり上にあがって行った
時計を見るともう日が変わろうとしていた
やばい…
私も寝なくちゃ…
いつもの癖で辰哉にL〇NEを送り
私も眠りについた
.
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!