第89話

89…
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2021/03/22 15:34
あなたside



全員のレコーディングが終わり
帰る支度をする




照「皆準備できた?」



照の声で皆カバンを持って
待機室を出る



皆車に入っていく中



深「悪ぃ!今日俺とあなた寄り道して帰るわ」



照「わかった!」



辰哉が照にそう伝えると



ラ「えぇ!あなたちゃん一緒に帰らないの?」


車の中から少し拗ねた顔で私を見つめる



『ラウちゃんごめんね?すぐ帰るから』



蓮「ラウール!俺が居るだろ?」



ラ「そーだけど…、」


蓮「家帰ったらゲームしようぜ!」


拗ねてるラウちゃんを蓮が慰める



『ごめんね、』


康「楽しんできてな!」


『うん!ありがとう!』



バンっ



車の扉を閉めて皆を見送ってから



深「おし!行こうか!」


『うん!』



私たちはずっと前から約束していたお店に向かった





私たちはバレないように
マクスをして深く帽子を被り
目的のお店に入る



店「いらっしゃいませ〜」



中に入ると
店員さんの声が聴こえる



深「あなたどれにする?」



お店には可愛いフワフワの部屋着が
沢山飾っている



そう…私たちは
一緒に住んだら辰哉が夢だった
フワフワの部屋着をお揃いで着る事だった



深「これ良くね?」



辰哉が取ったのは
紺色の生地に白色の星柄の部屋着



『うん!可愛いね!』


深「あなたこっちにする?」



ピンクの生地に白色の星柄の部屋着を
見せてくる



『色違い可愛いね!』


深「じゃ〜これにしようか!」


『うん!』



深「買ってくるから待ってて!」


『えっ、いいよ!』


深「俺は彼女にお金出させねぇの」


深「あなたは俺に甘えて奢られてりゃ〜いい!」



そう言ってスタスタお会計を済ませる辰哉




お会計を済ませ私の方に来る



『ごめんね?ありがとう』


深「うん、家帰ったら着ような」


『うん!楽しみだね』


そう言って微笑むと
辰哉も嬉しそうに微笑む




辰哉の夢が1つ叶って嬉しい…、



しかも、
それが私だったて言うことも…、





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