第40話

40…
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2020/10/09 18:08
あなたside



お昼ご飯を食べて皆でのんびり
話をしていると



ガチャ



深「皆お昼ご飯食べた?」


照とふっかが楽屋に入ってきた



『食べたよ!ふっかは?』


深「滝沢くんと食べた」



そう言って椅子に座るふっか



照「じゃ〜準備もあるしミーティング始めるよ!」


照がそう言うと
皆机に集まり真剣な顔をする



深「曲順の変更はなし!」


照「舘さん1曲目気持ちもうちょい真ん中これる?」


舘「あっ、最後?」


照「そう!モニターにSnow Man全員写った方が綺麗だから」


舘「わかった」



皆 仕事モードで淡々と話が進んでいく


照「後 康二!」


康「はい!」


急に名前を呼ばれた康二は
驚いた顔をしている


照「2曲目のサビ振り付け間違ってる!こうじゃ無くってこうね!」


優しく振り付けを教える照


康「あぁ!こうか…!すいません…」


そして大袈裟に反省する康二


深「俺らからはこんな感じ!皆は何かある?」



ふっかは皆を見渡しながら聞く


『1ついいかな?』


私が小さく手を上げてそう言うと


深「ん?何?」


優しく聞いてくれる
そして、皆が私を一斉に見る


『2曲目の最初めめと康二が左側のトロッコに乗ると思うんだけど…』


私が話始めると
皆が頷いて聞いてくれる


『めめと私の立ち位置変えないと、めめ乗り遅れるから立ち位置変えてもいい?』


照「あぁ…そうだね!ちょっと距離あるから変えようか!」


『うん!ありがとう!』


Snow Manのいい所は
誰かが何かを意見した時
絶対に否定から入らずに
まずはやってみようという姿勢を
見せてくれるところ



深「皆は大丈夫?」


そう聞くと皆一斉に頷く


深「おし!じゃ〜風呂入ろ!」


皆一斉に立ちお風呂の準備をする


楽屋にはシャワールームが有り
小さなシャワールームが5個カーテンで仕切られている


深「誰から入る?」


照「あなたは髪の毛乾かすのに時間かかるから最初に入って」


『うん!ありがとう!』


シャワールームはカーテンで仕切られている為
私も皆と同じタイミングで入る


そして9人はジャンケンをして入る準備は決める



最初に入るのが
私、翔太、向井、ラウール、目黒


次に入るのが
深澤、岩本、佐久間、宮舘、阿部



の順番になった



『じゃ、先入ってくるね!』


私たちはカーテンを開け
小さなボックスに入り服を脱いで
シャワーを浴びる


屋根は繋がっているから
シャワーを浴びなら皆で話をする



翔「あなた!今日アイライン持ってる?」


『持ってるよ!使う?』


翔「ごめん!借りていい?」


私と翔太が話していると


康「えぇ!しょっぴ〜アイラインするん!」


って驚いた康二が入ってくる


ラ「あははっ、」


そんな康二が面白かったのか
ラウールがツボに入る


蓮「お前らうるせーよ!」


って楽しそうに言うめめ



そんな感じでキャッキャッ言いながら
お風呂を出た



深「楽しそうだったね!楽屋まで聞こえてたよ!」


そう言って私に微笑むふっか


『ラウールが康二につぼっちゃって』


私もふっかを見て笑って言うと


深「ほら、髪乾かしておいで」


そう言って私の首にかけてある
タオルを頭に乗せてわしゃわしゃと
拭いてくる


『うん!ありがとう』


そう言ってふっかに微笑むと


深「俺も風呂入ってくるね!」


ふっかもお風呂に入っていった



自分の私物を置いてある
メイクブースに行き髪の毛を乾かす



そして、コテを温めている間に化粧をする



ジャニーズはコンサートの
ヘアーやメイクは自分でするのが決まり


私が化粧をしていると
お風呂から上がった阿部ちゃんが
私の隣に座る



阿「あなたもとっくにふっかの彼女になったね」


そう言って鏡越しに笑ってる阿部ちゃん


『え?どうして?』


私も笑って聞くと


阿「お風呂前で話してたじゃん」


阿「あなたが女の子になってた」



そう言ってドライヤーを付ける



『何それ!私はずっと女だよ』


そう笑って言うと


急にドライヤーを切って
私を見る


阿「知ってるよ。あなたは昔から」


阿「俺の中で1番可愛い女の子だよ」


と誰も聞こえない声で
真剣な顔で見つめてくる


『…えっ…』



そんな阿部ちゃんを
見たことが無かった私は
固まってしまった



翔「あなた!アイライン貸して!」


固まっている私に
何も知らない翔太が話しかけてくる


『…あっ、…うん!これ!』


阿部ちゃんの言葉は
聞こえないふりをして
翔太にアイラインを渡す


翔「ありがとう!すぐ返す!」


チラッと鏡越しに阿部ちゃんを見ると
何も無かったかのように
またドライヤーを始めている





さっきのは…
何だったんだろう…



そんなことを思いながら
私は準備を進めていった





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