阿部side



深「悪ぃ！今日俺とあなた寄り道して帰るわ」



照にそう告げるふっか
車の中からあなたを見ると
嬉しそうに笑ってた




心配してたけど
2人なら大丈夫そうだな…、




2人と別れて俺たちは真っ直ぐ家に帰る




ラ「あぁ！疲れたぁ…、」



家に着いて荷物を床に置き
ヘナヘナとソファーに座るラウール



舘「ラウール、カバンからレッスン着出して」


ラ「はーい…、」



8人分のレッスン着を洗濯機に入れ
皆各自に自分の時間を過ごす



蓮「ねぇ、阿部ちゃん」



イスに座って本を読んでると
隣にそっと座ってくるめめ



『ん？どうした？』


本を机に置きめめの顔を見ると



蓮「阿部ちゃんってさ、」



蓮「…あなたのこと好きでしょ？」



誰にも聞こえないように
俺に近づき小さな声で言っためめ



『えっ？』


びっくりして声が出ない俺を


蓮「ははっ、俺結構 阿部ちゃん見てるから」


蓮「すぐ分かるよ！」



なんて嬉しそうに笑う




ずっとバレないように隠してきた思い




初めて誰かにバレた…、



蓮「いいの？気持ち伝えないで」


心配そうに俺の顔を覗き込んでくる




めめはモテるんだろうな…、
カッコイイし、少しの変化も逃さない




『昔からあなたはふっかしか見てないよ、』



『俺はふっかには勝てないし、』



『勝とうなんて思ってない…、』




あなたが幸せならそれでいいし、
俺にはあなたも大切だけど
それと同じくらい ふっかも大切



だから、ふっかからあなたを奪って
俺だけが幸せになろうなんて思ってない



蓮「阿部ちゃんって優しいよね」



『ふふっ、そう？』




めめ、俺は優しくないよ…
臆病なだけだ、



蓮「俺はそんな阿部ちゃんが好きだけどね」



なんて またカッコイイ顔で笑う



『ありがとう』


めめに俺も笑いかけると



ラ「めめ！ゲームしようよ！」



ソファーに座っていた
ラウールがゲーム機を持ってめめを呼ぶ



蓮「わかった、わかった。やるって！」



嬉しそうにラウールのところに行くめめ






ねぇ、めめ
めめには俺はどんな風に写ってる？



あなたに気持ちを伝えれない
可哀想な奴に見えてるのかな？




俺は…、
今 幸せだよ？






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