🍞「あなた、曲を提供してほしいんだ」
『どちら様にでしょうか、』
🍞「SEVENTEENにだ」
『···』
私、ゆん·あなた
SEVENTEENのメンバー
ゆん·じょんはんの実の妹
🍞「···ニューアルバムの収録曲、しかも目玉だそうだ」
『···でも、せぶちの皆さんは自分で作ってるじゃn』
🍞「ジフンからのお願いなんだ」
『···』
ジフン오빠に頼まれたのなら断る理由もない
だって彼等は私を愛してくれているから
その分私も、恩を返さなくてはいけない
例え、愛という形じゃないとしても
🍞「やってくれるか」
『···はい、』
もちろん、そんな絡みが日に日にあり
それを週刊誌に撮られ炎上にまで行き渡り
私はcaratまでにも嫌われる
じふな오빠たちもじょんはん오빠もそれをわかったうえで
私にこうお願いしているのだろうか
たまにおっぱたちは読めないことがある
🍞「明日じふんが早速打ち合わせをしたいと言っているが」
『···』
明日はoff
ゆっくり寝ようとでも思ったけれど···
1人は寂しくて嫌よ
『明日···ですね、わかりました、』
🍞「ありがとな、じゃあまた連絡をしておく」
女の子だからと言って1人遠く離された私の部屋
夜は辺りは真っ暗になり明かりさえない
スースーと冷たい風が通気口から吹くだけだった
私もゆんぎおっぱと同じように楽曲を提供していて
その面では認められることもある
でも、それは名前も年齢も顔も出身地も不明な
作詞作曲家として活動しているのだ
ペンに知れたら私はどうなるかわからない
私の活動名は「「 noir 」」
フランス語でまっしろという意味
あなたに純枠でまっしろな
そんな曲を贈りたいという意味でつけた名前
これは私の父がつけてくれた名前だった
YG「あなた、俺も手伝おうか」
『大丈夫よ、ありがとう』
昨日甘えてしまったのに、また甘えてしまいそうになる
そんな罠を仕掛ける오빠も悪いのだろうけど
それにノる私も相当悪い
楽曲提供は基本1人でしていたし
明日はせっかくのoffなのに無理をさせてはいけないと思った
YG「そうか、···楽しみにしてる、な」
そう台詞を吐き捨てたあと
作業室の重たい扉をガチャっと開けた彼は
ピッとロックがかかった音ともに姿を消した
またあなたたちは
私には重すぎるほどのプレッシャーをかけていくの
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。