第26話

衣装あわせ
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2020/05/08 15:08

神山side

今日はあなたちゃんがウキウキしてる

衣装合わせで、俺と濱ちゃん以外に
スカートを見せるからやろな

コンサート登場衣装から

あなたちゃんだけ別室で着替える
もうあなたちゃん待ちしてみんな各々好きなように待ってる

あなたちゃんが内緒ね!なんていうから
そわそわしてんのは俺と濱ちゃんだけ

濵田「なあ神ちゃん。楽しみやなあ」


あなたちゃん以上にたのしみにしとるやん


神山「楽しみやな」


ドアのノックが聞こえた

ちょっとした優越感と独占欲で声をかける

神山「あなたちゃんみんな待っとるでーはよおいでやー」


みんなの目線をドアに向けさせる


そしたら、もじもじしながらあなたちゃんが入ってきた。


みんな唖然。
そりゃそうやろな
あんだけ拒み続けたスカート履いてるんやもん


あなた「…似合ってる?」


中間「あなたどしたん?え?スカート?」
桐山「ええやん!!!!かわいい」
小瀧「やっば。足やっば」
藤井「女の子やん」
重岡「なにごと!」


なんて言われながら囲まれてる


あなた「へへへ。やっぱり神ちゃんにお願いした甲斐あった」


って恥ずかしそうに言ってくれた。


桐山「崇裕、あなたちゃんがスカート履いてんのになんでこおへんの?」
重岡「体調不良か?笑」
藤井「見えてへんのとちゃう?」
小瀧「目細いもんな」


濵田「ちゃうわ。もう見せてもろうてん」


あなた「崇裕には1番に報告して、見せてん」


て言われてる濱ちゃんはすごいにやにやしてた笑


小瀧「あなたちゃんのこんなかわいい姿先に見たん?」
藤井「よく黙ってられたな。俺やったらすぐ言っちゃう」
重岡「何ニヤニヤしてんねん、気持ち悪い」
中間「まあ、ええやん。濱ちゃんとあなたの仲やもん」
桐山「俺も同期やのに…」


って非難轟々。
1人落ち込んでんのも…


やっぱりそういうのは見過ごせない濱ちゃんとあなた。
あきとにかけよると、


あなた「あきとごめんね?あきとも好きだよ。みーんなだいすき。」
桐山「だったらなんでよ」
あなた「あきとには驚いて欲しかってん」
桐山「ほんま?」
濵田「そやで、あきとが1番びっくりしてくれる思うたのに」
桐山「そりゃ驚いたで?」
濵田「仕方ないから初めて見せてもろうた時の写メあげる」
あなた「おまけにいまツーショット撮ってあげる」
桐山「なんやねんそれ、撮影会のアイドルとファンかよ」


なんて笑い合ってるあの同期組は
可愛くて微笑ましい



中間side

あきと濱ちゃん、あなたを微笑ましく見つめる神ちゃんは
ジュニアの頃からやっぱり大人になってて
衣装デザインやってあなたのこと喜ばせてる

自分の能力や才能で人を喜ばせて
それみて微笑んでるなんて
本当にステキなことやなって。
それが俺らのグループの中でみんなが喜んでるなんて
ステキすぎた

中間「神ちゃんありがとう。あなたが喜んどる」
神山「そう言って淳太も喜んでるやん」
中間「当たり前やろ。あなたが笑ってて
   みんなが笑ってるんやで?
   そんなこと当たり前だと思ったらあかんなって」
神山「正しいと思うけど、なに語ってんの?」
中間「この間あなたとケンカしてん。
   最年長だからって勝手に口うるさくして」
神山「へえ」
中間「勝手に最年長としてとか責任感じて背負い込むな、やって。そこまで大人ちゃうやろって。なんかあなたがそう言って肩の荷が降りたというか、みんな大人になったなあとか」
神山「俺が言えることちゃうけど、みんな大人にもなってるけど、やっぱり根本はジュニアの時と変わらんよ?」


せやなあ、
神ちゃんには恥ずかしがらずに正直なこと言えんねんな。
そんなこと話してる間
俺と神ちゃんが眺めてるのは残り6人のメンバーで、、、


藤井「あなたちゃん、スカートの下、なにはいてんの?」
濵田「なにめくろうとしてんねん!やめろ!」
重岡「お父さんか!」
桐山「過保護すぎるやろ」
小瀧「ええやんなあ、流星」
あなた「下はな、ショーパン履いてるで?」


て見せようとするあなた。
必死に止める濱ちゃん。

なぜか立ってるあなたの足元で座り出す流星と小瀧

それみてあきとも座り出す

にやにやしながらあなたを撮るシゲ

撮影してるシゲにも座ってる3人にも
怒り出す濱ちゃん

それみてずっと笑ってるあなた


あなた「崇裕、過保護やな。少々見えたってええやん」
濵田「よくないわ!!絶対公演前チェックしたるから!」
藤井「濱ちゃんだけずるいわ」
小瀧「チェックってなにチェックすんねん」
重岡「パンツ見えてないかチェック?濱ちゃん、スカートめっくてチェックするつもりなん?」
桐山「許さへん。変態!」
あなた「ははは。後ろとか見えんもんな、自分じゃ」
小瀧「後ろ見えへんからチェックしてもらおう!ちゃうねんあなたちゃん。」


あれ、俺
神ちゃんとイイ話してなかったけ?

なにこの子たちの小学生みたいな会話


神山「こういう日常が嬉しいんやろ」


ああ、そうか
コンサートもどんなお仕事も楽しいけど
それ以上に
こいつらと一緒に居れるんが嬉しいやろな


中間「せやな。みんながおるって前提があるからどんな仕事も楽しいんやろな」

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