私が通っている紅月学園、ここにはある秘密を持った7人の生徒会がいる。その7人の生徒会は何故か全学年の前に姿を現さない。そのため、そこらの女子1部からは、きっとかっこいいイケメンなんだとか、捕まったら帰れないとか、変な噂が出ている
まぁ、そんなの私には関係ないんだけどね
いつもどうり起きていつもどうり学校に通う、
特に変わることの無い日常、
でも今日、そのいつもどうりだった日常が変わる
帰りのHRが終わり、帰る準備をしていた
その時だった
先生でもなければ、いつもの鐘の音でもない
ふざけたような声に、クラスの人達、廊下にいる人達が、スピーカーに目をやった
もちろん私も
私の名前が呼ばれた...その瞬間クラスの人達が私に注目し、コソコソと話をし始めた
「今のって絶対に生徒会だよね?!」
「深水さんってあの、?いつも静かな人でしょ?」
「なんで深水さんなの?!」
など、声が聞こえる
これって、行った方がいいのかな
私は恐る恐る生徒会室までの階段を登った
基本、生徒会室へ行くまでの階段から生徒会室までは、先生でも立ち入り禁止なわけで見る光景は全て始めてのもの、
階段を登ったらそこには、ものすごく長い廊下があった
広い廊下を歩いて、生徒会室の前にたどり着く
すごく大きい扉...
正直怖くってノックをするのに時間がかかった
ゾッッ
後ろから人の気配を感じた
後ろを向こうとしたら
ガブッッッチクッッ
突然何者からか、首筋を吸われた
痛い...ものすごく痛い
血が引けてどんどん体の感覚が無くなってきた...
私は気絶し、その何者かの胸の中に倒れ込んだ
倒れ込んだ時うっすらその人の顔が見えた...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!