ロシアか………寒いなぁ

なんやろ…………〖いかないで〗かなぁ

何でもないと口をつぐんだ
ホントはちょっと足を止めたくて
だけどもアンタらは早足ですっと前を行くから
ウチはそれを見つめてる

最終便　アンタらは乗る　ウチを置いてって
はしりだす　ゆっくりと　地面がずれていく
泣いちゃだめ　泣いちゃだめ　でもホントは言いたいよ
「いかないで」

祭りも終わればいつもと同じ
変わらぬ夜が来るんだと知った
だけどもアンタらはいつもよりずっと寂しいそうに見えて
ウチはそれを見つめてる

時間だけが　過ぎていく　ウチを連れてって
帰り道　暗いけれど　一人で大丈夫かな
街灯に　照らされて　影ができている
一人ぼっちさ

遠くへと　消えていく　ウチを置いてって
完全に　また今度　夜が滲んでいく
泣いちゃだめ　泣いちゃだめ　でもホントは言いたいよ
「いかないで」

泣いちゃだめ　泣いちゃだめ　でもホントは言いたいよ
「いかないで」

あぁロシアか

は?友達?なんで?

………………いやや

友達なんかどうせ離れる。なっても意味無い

そもそもアンタの周りには色んな人がおるやん。何が1人やねん。

てゆーか。友達なったとしてもウチとはもう会えへんで

じゃーね

アメリカか〜…………まぁ夜やから静かやなぁ

分かったような　言葉ばっか並べて
アンタらを作り上げていた
“自分自身”　という　狭い部屋の中に
鍵をかけて閉じ込めてたんだ

「今、アンタらはどこにいる？」
答えないはずの名前を叫んでみるけど
気がつけば　この場所に
カタチの無い幻想だけが　残ってる

皆に会いに行こう　そう決めたんだ
ここで　「ああだ、こうだ」　悩むよりも
会いに行って傷つく方が　心は軽くなる
だから会いに行こう　そう決めたんだ
春を告げる風に吹かれて
私の期待の花びら　舞い散る

……………

思ったよりも　時間は早くて
季節は僕を置き去りにする
街行く人混みに流されて
たどり着いた場所　彷徨う日々

まだやりたい事が終わってないねん

もう二度と戻れない
それでも前に進むことしかできなくて
「ごめんね」　と　「ありがとう」
その言葉を伝えるための旅に出る

皆に会いに行こう　そう決めたんだ
今、途切れた言葉集めて
春風に想い乗せて　君へと届けたい
だから会いに行こう　そう決めたんだ
その笑顔も　涙も全部
今なら受け止められるよ

誰かが作り上げただけの
偽りの幸せはいらない
例えそれが痛みだとしても
真実が欲しい

君に会いに行こう　そう決めたんだ
雪が溶けて　春が来る頃
「最後に会いたい｣　って想いだけが　心に降り積もる
だから・・・

会いに行こう　そう決めたんだ
ここで　「ああだ、こうだ」　悩むよりも
会いに行って傷つく方が　心は軽くなる
だから会いに行こう　そう決めたんだ
春を告げる風に吹かれて
私の花びら　舞い散る

じゃーね

中国か…………合う曲……〖きみも悪い人で良かった〗とか?日本と中国で……

真夜中　街灯を見つめながら
楽しかった会話を　思い出してる
心を開くことは　とても怖いはずなのに
皆の前では無邪気に笑えた(筈だ)

くだらない感傷を抱えたまま
煤けた路地裏を歩きつづけた
冷たい雨に打たれ　陽だまりを避けてたのに
皆の手のひらは温かかった

周りには滑稽に見える　青臭い幸せ
記憶のの中で　強く抱きしめた
まるで小さい頃のように

夕焼けがきれいで　犬はかわいくて
野暮なニュースに　一緒にむかついて
ダメ映画で笑って　バラエティ見て泣いて
はしゃぎまわる　少し寂しい少女がいた
皆もウチと同じくらい悪い人でよかった

小さな心臓の鼓動が二つ
あてどない革命を夢見ていた
同じ言葉を重ねて　同じ時間を過ごした
違う生き物同士の淡い夢

暗がりで呼吸をしてる　ささやかな幸せ
ぬかるみで転んでも　追いかけてく
少年と少女のように

花火がきれいで　夕飯はおいしくて
駄作のストーリー　一緒に紐解いて
罰ゲームで笑って　変な歌で泣いて
笑い合う　少し寂しい少女がいた
皆もウチと同じくらい悪い人でよかった
悪い人でよかった

真面目な顔をしたって
なんか嘘くさくなってさ
いい人になんかなれず
ただ抱きしめた
まるで初恋のように

夕焼けがきれいで　犬はかわいくて
野暮なニュースに　一緒にムカついて
ダメ映画で笑って　バラエティ見て泣いて
はしゃぎまわる　少し寂しい二人がいた

中国か………

……無理よアンタらには

時間は有限で　永遠みたいな嘘で
儚い人生の一瞬に　皆がいて
つまらない世界を　「つまらないね。」て笑って
肩を寄せ合う　少し寂しい二人がいた
皆もウチと同じくらい悪い人でよかった
明日もまた　生きていたい　皆を見ていてよかった

は?

そんな事有り得ないって4000年も生きている中国なら分かるやろ?

『仲間になって皆ハッピー!!』なんて有り得ないんよ。結局は裏切られて終わり。一人置いてかれて終わりがENDROLL。決まってんだよ

裏切られて。置いてかれて傷付く位なら仲間なんか……

違うよ…………『離れる覚悟』をするためや

じゃーね。もう会う事は無いよ

永恒的告别

イギリスは……〖keeno〗かなぁ

雨音響くそんな夜は
ココロの中でアンタらは笑う
キツク結んだ糸も解けてしまうんだね
なんて残酷な世界だ

広げた傘もたためないまま
ウチはきっと泣いていたんだよ
街を濡らしたひどい雨は
もうとっくに止んでしまったのに

溢れるアンタらを閉じ込めておくにはね
この体じゃ小さすぎて
気付けばもう　空っぽになって
小さな胸が　乾いてく

ひび割れた世界が
ただ一人きりのウチを汚す
壊れてく　動けないの
どうか、この手をにぎって

息を止めて、笑ってみた
苦しくて涙が出た
嫌だよ　この糸の先には
アンタら以外　いちゃ嫌だ

鈍色の空に
伸ばしてみる指先
届くはずもないのに
あと少しって呟いた

次はもっと強く
結んでみる　だからね
あと少しだけ
そこから動かないで

視界ゼロの海に落ちて
ウチは今さえ見失う
切なくて笑えないよ
アンタらはどこにもいないのに

ひび割れた世界が
ただ一人きりのウチを汚す
壊れてく　動けないの
どうか、この手をにぎって

危ないわぁ……急に来んなよ

やーだよ捕まってないからねぇ〜

やだよ〜まだやりたい事あるし〜

大丈夫大丈夫!!これ終わったらもうアンタらの前に出んから!!

じゃーね