第68話

68
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2021/04/18 03:29
斗織
斗織
は?
🖤
🖤
私は、誰からも必要とされてない
🖤
🖤
すとぷりに入った時は楽しかった、
🖤
🖤
あなたちゃんって呼んでくれる声が嬉しかった
🖤
🖤
でもね、今はもう、
🖤
🖤
私の居場所があの家にはないの
🖤
🖤
新しい女の子が入った時に
🖤
🖤
私はそこで終わった
斗織
斗織
…あなた、
困った声で私を呼ぶ
🖤
🖤
私が今まで耐えてきた壁がすぐ壊された
🖤
🖤
どうすればいいと思う?
鼻がつんとして

声も掠れる
斗織
斗織
…あなたは、
斗織
斗織
まだ、やってたいの?
🖤
🖤
…当たり前だよ、
🖤
🖤
あんな、グループ…辞めたくないよ
斗織
斗織
それじゃあ、もう少し頑張ろう…?
斗織くんが私に寄り添ってくれてる
(ていうか私これで最期かもって思ってんだが)
(斗織くん変わった?)
斗織
斗織
…あなたの頑張りを認める人は近くにいるでしょ…
私の目を見つめる斗織くん
斗織
斗織
大丈夫だよ、あなた。
🖤
🖤
…ありがとう、
斗織
斗織
無理しないで
🖤
🖤
斗織
斗織
無理して笑わなくていいんだよ
そう言われた時に
堪えてた涙が溢れ出した
斗織
斗織
ふふッ…今は素直でいいんだよ
私の好きな斗織くんはこうやって

優しかった
いつからか変わって、私に暴力を振るようになり
私じゃない女の子と遊ぶようになった
でも私の好きな斗織くんは
今、ここに居る

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