第20話

アスノヨゾラ哨戒班
146
2019/05/01 11:08
気分次第です僕は

敵を選んで戦う少年

叶えたい未来もなくて

夢に描かれるのを待ってた

そのくせ未来が怖くて

明日を嫌って

過去に願って

もう如何しようも無くなって叫ぶんだ

「明日よ!明日よ!もう来ないでよ!」って

そんな僕を置いて

月は沈み陽は昇る

けどその夜は違ったんだ

君は僕の手を

空へ舞う世界の彼方

闇を照らす魁星

「君と僕もさまた明日へ向かっていこう」

夢で終わってしまうのならば

「昨日を変えさせて」

なんて言わないから

また明日を君とこうやって笑わせて

あれから世界が変わったって

本気で思ったって

期待したって変えようとしたって

未来は残酷で

それでもいつだって君と見ていた世界は

本当に綺麗だった

忘れてないさ思い出せるように

仕舞ってあるの

君がいてもいなくてもとべるなんて妄想

独りで歩くことさえ

僕はしないまま

藍色の風に吐いた幻想

壊してくれって願ったって

もがいたって

『願ったんなら叶えてしまえや』って

Eh...君は言って

また明日の夜に

会いに行こうと思うが

どうかな君はいないかな

それでもいつまでも

僕ら1つだから

またねSkyARROW

笑っていよう

未来を少しでも君といたいから叫ぼう

今日の日をいつか思い出せ未来の僕ら

プリ小説オーディオドラマ