前の話
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今日は雪が降っています
昔は私も雪が大好きだったのに
今は雪を見ると切なくて仕方がない
雪なんて嫌いだ
だって思い出してしまうから、、、
あの日、今日と同じように雪が
降ってる時貴方に別れようと
告げられた学校の帰り道、、、
その時私の周りから音が消えた
寒ささえ感じなくなった、、、
冬なのに雪がふってるのに
どうして、どうして
この日を境に私は雪が嫌いになった
この心の傷は時間が癒してくれる
そう思ってたのに
どうしてよ
どうして
あの時と同じ天気
同じ日
同じ時間
どうしてこんな偶然にも
貴方の結婚式の招待状が私のところに
届くの?
私と貴方のじゃない
貴方と違う女性の結婚式の招待状
絶対に行ったら、傷つくのに
後悔するのに
無性に貴方の顔が見たい
一度でも愛した貴方の顔が見たい
だからね、私
その招待状の出席にまるをして
目一杯おしゃれをして行くよ
もちろん笑顔でおめでとうって言うわ
本当におめでとう
私の
初恋の人
そして
さようなら大好きだったよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。