なぜかドキドキする。
いつも通り読んでるだけなのに…
自分でもわかるくらいに顔が赤くなる。
これはちょっとやばいと思って本を持ったまま図書室を出た。
顔を見られたくなくて顔を伏せて廊下を歩く。
すると、色んなところから聞こえる悪口。
「ねぇ、やばくない…」「キモいんだけど…」
やっぱり図書室にいたらよかった。
さらに早足で廊下を歩く。
ドンっ!
あなた「ごめんなさいっ…」
?「いって…」
誰かとぶつかってしまった。
顔をあげると…
2年生3年生の女子の間で話題のイケメン
チョンジョングクだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。