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2020/11/24

第9話

六男の悩み事2
私は日を改めて亮平様のお部屋の前に居る。ノックをすると、静かに扉が開いた。中へ入ると、物が散乱している。亮平様はボサボサの髪のまま、布団へ潜る。
(なまえ)
あなた
御相談事とは何でしょう?
阿部亮平
阿部亮平
俺の事…殺して欲しい
(なまえ)
あなた
・・・・・其れは出来かねます
阿部亮平
阿部亮平
何で?
(なまえ)
あなた
殺人は…もう致しません。過去の私ならば躊躇なくしていたでしょう
阿部亮平
阿部亮平
…………じゃあ…佐久間と一緒になりたい…
(なまえ)
あなた
大介様のどう言う所がお好きなんですか?
阿部亮平
阿部亮平
俺の為に尽くそうとする所…あの可愛い笑顔…俺の事を良く心配する所…犬みたいに呼んだらすぐ駆け寄ってくる所…かな
(なまえ)
あなた
成程。かしこまりました。他には御座いませんか?
阿部亮平
阿部亮平
此処から今直ぐにでも出たい…
(なまえ)
あなた
承知しました。其れでは、また、後日お話致しましょう
そう言って部屋を後にする。私の中の何かが切れかけていた。まだ、まだ堪えるべきだ。今行動を移してしまっては意味が無い。そう思いながら次の七男の向井康二様のお部屋へ向かおうとした。すると、誰かに呼び止められた。振り返ると、そこには亮平様が
(なまえ)
あなた
どう成されました?
阿部亮平
阿部亮平
…………包帯ってないよね?
(なまえ)
あなた
包帯でg……
佐久間大介
佐久間大介
阿部ちゃん!?何してるの!?
私の話を遮り大介様が亮平様に駆け寄る。見れば、手首から血が出ている。リストカットでもしたのだろう。大介様は慌てて下から救急箱を持って来、手当てをする。手馴れている。何度もこうしてリストカットをしていたのだろうと推測出来る。
佐久間大介
佐久間大介
辛かったよね…御免…気付いてあげられなくて…
そう言って大介様は亮平様を抱き締めた。悔しいのだろう。顔には怒りの篭った表情が浮かんでいた。亮平様をお部屋へと連れ戻り、私は向井康二様のお部屋へと向かった。
続く