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2020/11/25

第8話

部屋から出ない理由
彼は重い口を開いた。相談事を話している時の彼は誰よりも暗い表情をしている。彼は良く、皆のことを観察し、こうしたら笑ってくれるのではないか?こうしたら元気になってくれるのではないか?と考え、実行に移す。それが偶に行き当たりばったりになる事もあるようだが、それがまた、皆を笑わせ、皆を笑顔にする材料になっているのだろう。だから、誰よりも暗い表情で相談事をする。皆のことが心配だから。
佐久間大介
佐久間大介
阿部ちゃん…ね
(なまえ)
あなた
はい
佐久間大介
佐久間大介
お父様に…多分なんだけど…何時も襲われてる…って言うか犯されてる…
(なまえ)
あなた
………………。
そうだろうとは思っていた。的中して欲しくもない予想が的中してしまった。
佐久間大介
佐久間大介
ご飯食べる時も……色っぽい目で見られたりしてたからさ……多分それで出て来なくなったんだと思う…皆気付いてるから阿部ちゃんにはあんまり触れないんだ…
(なまえ)
あなた
……………………。
怒りがふつふつと込み上げてくる。だが、今のこの仕事に私情は入れては行けない。私は顔に出さないようにしながら彼の話を聞いた。
佐久間大介
佐久間大介
昔はさ…俺が呼ぶと嬉しそうに…降りて来てたんだけどね…今じゃ俺が呼んでも無視…されるだけ…唯一口を聞いてくれるのが……照にぃと…ふっかさんだけ…なんだ
(なまえ)
あなた
成程
佐久間大介
佐久間大介
一回ね…阿部ちゃんが自殺しようとしたの…其れを止めたら…阿部ちゃんに怒られちゃってさ…
彼はしょんぼりとし、笑った。その笑いはあの元気な笑いではなく、何処か悲しげな笑い。
佐久間大介
佐久間大介
俺…間違ってたのかな?って…阿部ちゃんには…死んで欲しくない…でも、阿部ちゃんに辛い思いをさせるのも…嫌…どうしたらいいのか分かんなくなっちゃって…そんな事してたら阿部ちゃんとも…話しずらくなっちゃったんだよね…
(なまえ)
あなた
そうなんですか。其れで、どうしたいとかと言う御要望は御座いませんか?
佐久間大介
佐久間大介
阿部ちゃんを救って欲しい!俺の悩み事はもうこれだけ!お願い!
彼は土下座をした。彼にとって亮平様はとても大切な存在なのだろう。
続く