重い空気の中廉は優太達に言い放った
優太も優太で協力するつもりはなさそうだ。
私達の目の前のドアが開いた
優太はそういうと西棟へと歩いて行った
海人どじんはどうするんだろ…
そう言いながら歩い行く廉に着いて行った。
廉の合図で扉を開けた
たしかに不気味だ。
.
すると…。
キュッ
キュッ
という足音がかすかだが聞こえたのだ。
まさか、本当に幽霊が…?
二階の見物席へと急ぎ、柱の陰からそっと階下を覗くと…
暗くてよく見えないけれど何かを探してるような人影がそこにいた。
さっきから、キョロキョロと部屋の方の様子を伺うようにしているその人影が誰なのか…
誰なのかを確かめようと下に降りた。
ガタッという音がしたその時だった__。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!