第28話

#21
1,014
2019/03/03 12:01
授業中、さっきから10分くらいずっと

先生が話っぱなし。
廉「これは寝るわ…」
独り言でそんなことを呟きながら、

隣の席のあなたを見た。
あなた「…スースー……」
って、寝てるし!!笑

頬杖ついて寝ているあなたは、なんだか可愛かった。
廉「ふっ…笑」
もう少ししたら、席替えするとか言ってたなあ

席替えなんてなくていいのに、なんてね

勇太side
久しぶりの学校で、

みんなからの心配する声が多かった。

でもそんなことよりも、

あなたと一緒にお昼食べたり、一緒に帰ったり、

授業中居眠りしてるのこっそり見たり…
なんて考えながら、あなたの方を見た。
勇太「やっぱりか、笑」
案の定、あなたは寝てました。笑

俺の席から少し離れてるあなたの席は、

3人くらい人を挟んでる。
先生「じゃあ〜、ここを…佐藤!」

あなた「…へっ!?え、あ…えっと…」
急な先生からの指名で、慌ててるあなた。
女子「あなたちゃんまた寝てたの?笑」

男子「はは、しっかりしろ〜笑」

あなた「へへへ…」
照れくさそうに笑いながら、

視線を俺の方に送ってきた。
勇太「ばーか ( 口パク ) 」

あなた「なっ!!」

先生「佐藤、答えないと授業進まんぞ?」
俺の勝ち〜 なんて思って、視界をふと、

少し下に下ろす。
廉「あなた、ここはy=3」

あなた「あ、ありがとう!えっと、3です!」

先生「正解!よし、次は〜…」
廉が、あなたに教えているところだった。
あなた「廉くんありがと!ほんと助かった…」

廉「全然!寝てたのに起こさなかった俺が悪い笑」

あなた「次からは、お願いします…笑」

廉「任せて!」
結構距離があるはずなのに、

会話が聞こえてくる。というか聞こうとしてる。

こんなことくらいで妬くとか、

ダサすぎんだろ……

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