第30話

#23
935
2019/03/11 01:50
次の日
あなた「廉くんおはよ!」

廉「おはよ」
…なんだか機嫌悪い?
あなた「今日、雨だね!朝から憂鬱!」

廉「せやね」
やっぱ、今日の廉くんはいつもと違う。

私なにかしたのかな?


廉side
違う、こんな風に話したいんじゃない。

何やってるんや俺は…
あなた「廉くん、あの…」

廉「…ごめん、ちょっと先生に呼ばれとるから」
でも、やっぱり昨日のこと思い出すと

俺はつい、避けてしまった。
*・*・*・*
『 いーち、にー、さーん 』
俺は、サッカー部に入っている。

今日は雨だから、中で筋トレ。
廉「いーち、にー、さーん」

優太「廉、今日声出てないぞ?もっと出せ〜」
優太くんは、先輩。

優しいし、頼りになる。ちょっとおバカだけど…
廉「はい、すいません」

優太「よし、終わったら今日俺に付き合え!」

廉「え、笑」
と、いうことで、

部活終わりに、優太くんと学校近くのカフェに行った。
優太「今日いつもと違ったけど、どした?」

廉「そこ聞きますか…」
こういう時だけ勘が鋭いんだなぁ、この人は。
優太「おう、聞くぞ」

廉「いや…まぁ…好きな人、いるんすよ」

優太「おお!!」

廉「でも、好きないて…彼氏、だし」

優太「なるほど」
話していると、昨日の光景が頭に浮かぶ。
廉「今日、めちゃめちゃ避けちゃって…」

優太「それで、こんなテンション低いんか」
自分は馬鹿なことしてたなって、

改めて思う。
優太「後悔してるなら、謝るしかないな!」

廉「はい…」

優太「まぁ、がんばれよっ!いつでも聞くし」
優太くんの言う通り、まずは

謝んなきゃ。

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