番外編！！

前のとは別のお話…

あなたside



みなさん、ハッピーバレンタイン！！

はい！もちろん！！

じんに、チョコあげます！

あなた「じ〜ん〜…」

の、はずでしたが。

女子「勇太くん！これ！」

女子「受け取って欲しい！！」

じんの周りには女子ばっかり。

…それは分かってたけどさ！

勇太「ありがとう、嬉しい」

じんは優しいから、全部受け取っちゃう。

…私だってやきもち妬くし！！

彩「あら〜人気ですね、旦那さん」

あなた「旦那さんじゃないっ！！」

彩「はいはい笑 にしても、人気だよね」

あなた「うん…」

そりゃあかっこいいもん、

そんなの私が誰より知っているはず。

だけど、

やっぱり悔しい…

女子「廉くんっ！どーぞ！」

廉「おぉ、ありがとうな〜」

女子「私も私も！」

彩「あっちもか」

あなた「大変だね〜」

廉くんさすがだなあ

廉「なあ、あなた！俺にチョコないん？」

あなた「チョコ？」

廉「欲しい！ちょーだい！」

あなた「確か、まだあったような…あった！はい！」

廉「やった！嬉し〜」

廉くんみたいに、じんだって来てくれていいのに…

こうやって素直に 欲しい！って言ってくれて

嬉しい、って言って…

勇太side

勇太「あなた…」

女子「勇太くん！どーぞ！」

勇太「あ、ありがとう」

早くあなたのところへ行きたくて、

遮ろうとするけど止められる。

勇太「…永瀬」

俺が見たのは、永瀬があなたにチョコを

ねだっているところ。

俺だって、したい…けど

恥ずかしくて、つい

いつもみたいに大人ぶって、しれっとした態度をとってしまう

＊・＊・＊・＊

〜放課後〜

あなた「じん、帰ろ！」

勇太「うん」

結局、何も言えずに放課後。

２人きりの今が、チャンス

勇太「あのさ、あなた」

あなた「…何個貰った？」

勇太「え？」

あなた「朝もお昼も凄かったじゃん」

もしかして、ちょっと怒ってる…？

それもそうか、俺が何も

言わなかったしな…

勇太「俺はまだ、ほんとに貰いたい人から貰えてないから、０かなあ」

なんて、ちょっと遠回しに。

あなた「だって、じん、何も言わない…」

勇太「ちょーだい、俺にも」

あなた「…はい」

やっぱり怒らせちゃったよなあ

じゃあ、もうこうするしか…

勇太「あーん、して？」

あなた「はっ！？い、今？ここで…？」

勇太「そーだよ」

こうやって焦ってるあなたが可愛いと思うのは俺だけかな？笑

あなた「…はいっ、あーん」

勇太「…美味い、ありがと」

あなた「どういたしまして！」




勇太「…好き」

あなた「へっ？！」

勇太「さっきのチョコの話ね」

あなた「もー、紛らわしいっ」

顔を真っ赤にして、少しほっぺを膨らませているあなた

カシャッ

勇太「隙あり」

あなた「わー！！消せー！」

楽しいと思える時は

独り占めできる時間が、もっと多ければいいのにな、

なんて思う