廉「なぁ、あなた」
あなた「んー?」
廉「今日さぁ、放課後ちょっといい?」
あなた「いいけど…どしたの?」
不思議がって、首を傾げるあなた。
告白する、なんて言えるわけもないし
かといって、違う言い訳をするつもりもない
廉「話があるだけ!すぐ終わる!」
あなた「…そっか!分かったよ!」
なぁ、あなた
気持ち伝えても、いいよな…?
もし言ったら、きっと、困らせるんやろなぁ
でも俺は、あなたに伝えたいだけやから
*・*・*・*・*
あなた「廉くん!お待たせ!」
廉「おう!」
1日って、こんなに短いんやね。
秒やったで、秒!て、どーでもええわ!←
…ほら、俺頑張れ!
いつも通り、いつも通り、いつも通り……
廉「あの、な…これから俺が言うこと、にはちゃんと返事しなくてええから!!」
あなた「…う、うん?」
廉「…好きや。俺、あなたが好き」
あなた「…え?」
急にあなたの表情が曇りだす。
好き、だけじゃなくてちゃんと、気持ち言わなきゃ。
廉「あなたがじんと付き合ってる事分かってて言うのは、困らせるって分かってた…けど、ずっとモヤモヤした気持ちのままでいるのも違うなって…」
あなた「…うん」
廉「せやから、俺のこと振って!んで、俺の気持ちはそこでもう吹っ切る!…自分勝手って分かっとるけど、これからもあなたとは仲良くしてたい。また4人で出掛けたいし!」
さっきまで曇ってたあなたの顔も、いつも通りになって、
あなた「…ごめんなさい。廉くんとは…友達でいたい、です」
廉「…うん、ありがとう」
あなた「もしかしたら気まずくなったりしちゃうかもだけど…でも廉くんは私の大好きな友達だから!」
そこだけは分かっておいて!
そう言いながら、笑いかけてくるあなた
廉「おう、分かっとる!」
あなた「これからも授業中頼りまくるね?」
廉「それは任せとき!笑」
*・*・*・*・*
廉「ああぁぁぁ!!!」
彩「なになに、うるさ」
廉「…結構しんどいわ」
彩「…よし、タピるか〜!」
あの後、あなたとわかれ、教室で1人浸っていたら成瀬が来た。
先生が私に雑用やらせた。ってめっちゃ怒ってた笑
彩「…すぐに忘れらんなくても、だんだんと、ね!」
廉「…おう」
なんだかんだ、成瀬には助けて貰ってる。
こいつ良い奴やからな。笑
廉「成瀬ありがとな。」
彩「やだ、なに急に。なんか気持ち悪…」
廉「奢ろうとか考えてたけどやめるわ!」
彩「え、やだやだ!ごめんって〜」
俺なりに切り替えてけば大丈夫!
まぁ…隣の席やけど。
けど、好きになったのがあなたで良かった。
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作者です!
なんかざっくりした感じ…?
ですかね……??(すいません汗
これで廉くんのターン一旦終了です!!
最近♡と☆の通知が来てすごい嬉しいです🤭
ありがとうこざいます〜!!!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。