〜学校にて〜
彩「おはよう!今日もラブラブですね〜」
あなた「おはよ!はい、ありがとう〜」
勇太「おはよう、成瀬」
彩は、私の仲良しさん。
この人に毎日言われる
「ラブラブ」
にはもう慣れました。笑
あなた「あっ!そんなことより…」
彩「ん?」
彩に協力してもらおうと思ってたんだ!
きっと、私1人では出来ない。
あなた「じんは、自分の席に行こうか!」
そう言って私はじんの背中を押した。
勇太「はーい」
なんか素直だな…
いつもなら、絡んでくるのに。
……ま、いっか!
彩「それで?何か話でもあるの?」
あなた「お願いがあるの!」
唯一の助け舟は、君しかいない!
*・*・*・*
彩「なるほどね〜」
あなた「なんとかなりませんか〜!」
彩「作戦考えよ、そこからだよ」
あなた「はい!!」
やっぱり彩は頼りになる!
よし!がんばるぞー!
勇太side
朝からあなたがおかしいと思う。
なんとなく勘づいているけど…
勇太「あなた〜、移動教室だよ?」
あなた「はっ!そーだ!」
何か考え事でもしてる様子だった。
もし悩みなら、すぐ俺にしてくるし…
あなた「じんありがと〜!」
そう言って、教室を出ていった。
のんきなやつだな〜と思いつつ、
かわいいな〜とも思った。
普段恥ずかしくてあんまり言わないから
さっきのは内緒。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。