彩「それで、どーなの?最近は」
あなた「彩〜〜〜(泣)」
全然何も出来てない。
行動しようとすらしてない。
彩「ちゃんとやった?2人きりのときは、」
あなた「ちょっと甘える、でしょ?」
彩「その通り」
あなた「だって、甘えるも何も…照れててそれどころじゃ……」
そーなんです。
だって、じんがドキドキさせるからぁーー…
勇太「何の話?」
あなた「わっ!じん!」
彩「あなたの話ですよ〜、ね?あなた?」
あなた「なっ!え、いや…まあ…」
勇太「俺に言えない話?」
真剣な顔でそう言う、じん
なんか…じん、怒ってる…?
勇太「言えないならいいけど…なんかあったらすぐ言えよ?」
頭を2回、ポンポンって
優しく微笑みながらたたいて
じんは行ってしまった
怒ってるのか、そうじゃないのか…
あなた「なんかさ…隠し事してるみたい…じんに悪いことしちゃってるなぁ…」
彩「んー…」
あなた「難しいね、はは…」
私はなんだか、モヤモヤしてきた。
何か悩み事があると、すぐにじんに
相談してきた。
だからきっと、じんも、変だって思ってる。
今私がやってることは
じんをドキドキさせるどころか
嫌な気持ちにさせてるよね
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。