" きゃー!!!!!"
廉「ほんまにこれ乗るん…?」
勇太「…俺飲み物買ってこようかな」
あなた「なんでなんで!乗ろーよ!」
彩「怖いの?笑」
今、ジェットコースターの前にいます。
じんと廉くんは、乗り気じゃないみたいで…
廉「俺も飲み物買う!じん行こ!」
勇太「2人で楽しんで!じゃ!」
そう言って、逃げていきました。笑
彩「しょうがない、うちらで行こ?」
あなた「そだね!よしっ!」
勇太side
廉「はぁ〜…セーフやなぁ!」
勇太「だな」
俺は、高い所があまり得意じゃない。
だからジェットコースターなんて、生まれてから1度も乗ったことがない。
廉も同じみたいで、
俺達はどうにか乗ることを避けられた。
けど……
勇太「…俺らダサすぎだな」
廉「…うん、その通り」
2人して、一気にテンションガタ落ち
廉「でも嫌なもんは嫌!!」
勇太「そうだね笑 あ、何飲む?」
廉「んー、カフェオレ!」
勇太「了解、買ってくるよ」
廉「え、まじ?さんきゅ!」
2人を待っている間、廉と休憩タイム。
ダサいっていうのは、…もう忘れよ!
*・*・*・*
廉「あの2人遅いなぁ」
勇太「混んでるんじゃない?」
別れてから、30分以上経った頃合い
廉「……なぁ、じん」
勇太「ん?」
廉「あそこにいるのって…」
廉の視線の先を辿ってみると、そこには
成瀬の姿があった。
廉「おーい!!こっちこっち!」
彩「あっ!廉くん!勇太くん!」
勇太「どした?あなたは?」
成瀬の横には、あなたの姿がない。
彩「それが、いつの間にかはぐれてて…」
廉「え?連絡は?」
彩「したの!けど繋がらない…」
勇太「…充電し忘れたとか言ってた」
彩「嘘でしょー…」
あなたは忘れっぽいからなぁ〜
そして、こういう時に限って悪いことが起こる。
勇太「成瀬、どの辺で気づいた?」
彩「んー…多分チケット売り場の辺り」
勇太「俺その辺探すから他探して!廉は成瀬と一緒に」
廉「了解!」
あなたが1人になった時に、行きそうな場所…
とりあえず、近く探さなきゃ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!