違う…そんなこと言わない、諒真はそんなこと考えないよ…
帰り道
あれ…誰だろ…
帰り道の途中にある公園に誰か居る、片方は…音駒高校生だ…
何の話してるんだろ…聞こえない…諒真…?だよね、顔赤い?何でだろ…
今のってあなたさんじゃ…何で諒真があなたさんと…
明日、聞こう…
〜〜翌日、学校〜〜
嫌な予感がする…
きっとあなたさんだ…私が知ってる人だから言えないんだ…
あぁ…あなたさんと…付き合ったんだ、もうきっと敵わないんだろうな私じゃ、でもあなたさんが居なかったらこうはならなかったのにな…あなたさんが…
〜〜昼休み〜〜
諒真だ…高校生…美人…やっぱり…
キス…?え、昨日って私まだ別れてないよね…
あなたさんがアピールしたんだ…あなたさんって私達の仲知ってたはずなのにな…この前一緒に帰ってる時に挨拶したし話しかけたのにな……..それ分かっててアピールしたってことでしょ?…ひどい…何で?私何もしてないのにな…あなたさんがそういう人だってことなのかな…ひどい……あなたさんって裏ではそういう人なんだ…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!